山梨県教育委員会・山梨県高等学校体育連盟・山梨陸上競技協会・毎日新聞甲府支局は11月3日、富士河口町の西湖畔周回コース(21.0975km)で、女子第19回全国高校駅伝競走大会山梨県予選を行った。11チームが西湖レストハウス前を一斉にスタートし、西湖5区間で競われた。2連覇9回目の優勝を目 指す山梨学院大学附属高校は、1区・オバレ ドリカ(3年)がトップで2区・岸麗佳(2年)につなぐと、岸は区間2位で3区・菅野つかさ(1年)に12秒差でつないだ。しかし、猛追する韮崎高校に3区で抜かれた。4区・森永千晶(3年)、5区・小林みずき(3年)で追い上げるがともに区間2位の走りで、2区から5区 まで区間1位の力走の韮崎高校に差を広げられ、1時間13分28秒で2位となった。韮崎高校は1時間12分11秒 の大会新記録で2年ぶり11回目の優勝を果たし、12月23日に京都市の西京極陸上競技場を発着点に行われる第58回全国高校駅伝競走大会の出場権を獲得した。また、1位 韮崎、2位 山梨学院、3位 山梨農林、4位 桂、5位 日川、6位 巨摩は、11月行われる女子第16回関東高校駅伝競走大会の出場権を獲得した。
女子11チームが午前11時10分に、西湖レストランハウス前を一斉にスタートした。山梨学院は、1区(6km)・オバレ ドリカ(3年)が19分51秒の区間1位で、麦わら帽子店1区中継所で待つ2区の岸麗佳(2年)に2位の韮崎に1分08秒差をつけ襷を渡した。2区(4.0975km)の岸麗佳(2年)は、14分33秒の区間2位の走 りで、西湖漁業組合駐車場前2区中継所で待つ3区の菅野つかさ(1年)に12秒差で襷リレーした。3区(3km)の菅野つかさ(1年)は10分23秒の区間2位の走りで、猛追する韮崎高校に追い抜かれ、7秒差をつけられ西湖漁業組合駐車場前の3区中継所で待つ4区の森永千晶(3年)に襷を渡した。4区(3km)の森永千晶(3年)は10 分42秒の区間2位の走りで、48秒と差を広げられ5区の小林みずき(3年)に襷を託した。5区(5km)の小林みずき(3年)は、前を行く韮崎を追い逆転を狙い力走したが17分59秒の区間2位で、1位の韮崎に1分17秒差をつけられる1時間13分28秒で2位のゴールテープを切った。
渡辺繁生監督は「女子は2年ぶり9回目の優勝を狙ったが、1区のドリカが約40秒悪かった。加えて故障者が出てチームがあまり良い状態ではなかった。これで、実力のある韮崎高校が2区・3区・4区で区間新記録、5区も区間賞と勢いづき、1時間12分11秒の大会新記録となった。2連覇9回目の、優勝を目指せ る状態ではなかった。関東大会までには調整したい」と語った。
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