山梨学院広報室
第39回全日本大学駅伝対校選手権大会
山梨学院 モグス 驚異的区間新記録
〜 4分10秒のビハインド 激走6位でシード権獲得 〜

日本学生陸上競技連合・朝日新聞・テレビ朝日・名古屋テレビは11月4日、熱田神宮西門前から伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8キロで、第39回全日本大学駅伝対校選手権大会を行った。大会は秋の伊勢路を、シード校6校と北海道から九州の8地区学連代表校の19校とオープン参加の東海学連選抜の26校が参加して、日本一を目指して襷をつないだ。山梨学院大学は、アンカーのモグスがシード権獲得まで6位の日大に4分10秒のビハインドを追いスタート。約800メートルで12位の立命館を、約7キロで11位の大東を、10位の拓大、9位の城西、8位の順大を捕えた。約9.5キロで7位の中央学院大を捕えた。10キロ地点 で昨年より20秒速い33分04秒と快走する。15キロ地点で昨年より26秒速い42分11秒と、前を行く日大に1分30秒と迫る激走。3.4キロ地点では日大に51秒と迫る。モグスはゴール付近の直線で日大を捕えると抜き去って、驚異的な区間新記録の走りで、シード権獲得の6位でゴールインした。優勝は、駒澤大学 が2年連続7回目の優勝を果たした。シード権獲得校は、1位 駒澤大学(5時間16分21秒)、2位 日本体育大学(5時間18分51秒)、3位 中央大学(5時間19分13秒)、4位 東海大学(5時間19分51秒)、5位 早稲田大学(5時間20分41秒)、6位 山梨学院大学(5時間21分46秒)となった。


■ 1区(14.6キロ)
 松村康平(3年・清風)  43分55秒[9位] 
快晴で気温は11.4度、湿度66%、北の風3.1mの熱田神宮西門前を午前8時10分の号砲とともに、松村は一斉にスタートした。区間を43分55秒で走り9位で、弥富町筏川橋西詰で待つ2区の高瀬無量に襷を繋いだ。
1位 日本大学、2位 広島経済大学、3位 駒澤大学、4位 第一工業大学、5位 順天堂大学、6位 日本体育大学。■山梨学院大学 9位 +1分59秒。シード権 +21秒
■ 2区(13.2キロ)
 高瀬無量(1年・市尼崎)  39分52秒[14位]  1時間23分47秒[12位] 
9位で襷を受けた高瀬は区間を43分55秒の14位の走りで、川越町高松で待つ3区の山本真也に襷を手渡した。
1位 早稲田大学、2位 駒澤大学、3位 順天堂大学、4位 日本大学、5位 東海大学、6位 日本体育大学。■山梨学院大学 12位 +2分28秒。シード権 +1分51秒
■ 3区(9.5キロ)
 山本真也(3年・報徳学園) 29分02秒[12位]  1時間52分49秒[13位] 
12位で受け取った山本は、区間29分02秒の12位で走り、 四日市市六呂見町で待つ4区の飯塚伸彦に襷リレーした。
1位 駒澤大学、2位 早稲田大学、3位 日本大学、4位 順天堂大学、5位 日本体育大学、6位 東海大学。■山梨学院大学 13位 +3分55秒。シード権 +2分49秒
■ 4区(14.0キロ)
 飯塚伸彦(4年・東農大二) 42分54秒[11位]  2時間35分43秒[13位] 
飯塚は、区間42分54秒で11位の走りで、鈴鹿市寺家で待つ5区の田中僚に襷を渡した。
1位 駒澤大学、2位 中央大学、3位 早稲田大学、4位 東海大学、5位 日本体育大学、6位 中央学院大学。■山梨学院大学 13位 +6分02秒。シード権 +3分28秒
■ 5区(11.6キロ)
 田中僚(4年・花輪) 35分38秒[7位]  3時間11分21秒[13位] 
田中は、区間を35分38秒の7位で走り、津市上浜町で待つ区の中川剛に襷を託した。
1位 駒澤大学、2位 中央大学、3位 早稲田大学、4位 日本体育大学、5位 中央学院大学、6位 東海大学。■山梨学院大学 13位 +7分20秒。シード権 +3分34秒
■ 6区(12.3キロ)  37分56秒[13位]  3時間49分17秒[13位] 
 中川剛(2年・豊岡南)  37:56[13位]  3時間49分17秒[13位]
中川は、区間37分56秒の13位 で走り、松原市豊原町で待つ7区の栗原圭太に襷を繋いだ。
1位 駒澤大学、2位 中央大学、3位 早稲田大学、4位 東海大学、5位 日本体育大学、6位 中央学院大学。■山梨学院大学 13位 +8分58秒。シード権 +3分35秒
■ 7区(11.9キロ)
 栗原圭太(4年・世羅)  36分57秒[9位]  4時間26分14秒[13位] 
栗原は、区間36分57秒の9位で走り、松崎市豊原町で待つメクボ・ジョブ・モグスに襷を託した。
1位 駒澤大学、2位 中央大学、3位 早稲田大学、4位 日本体育大学、5位 東海大学、6位 日本大学。■山梨学院大学 13位 +9分37秒。シード権 +4分10秒
■ 8区(19.7キロ)
 メクボ・ジョブ・モグス(3年 山梨学院) 55分32秒[1位]  5時間21分46秒[6位]  
アンカーのモグスは、シード権獲得まで6位の日大に4分10秒のビハインドを追いアンカーとしてスタート。約800メートルで12位の立命館を、約7キロで11位の大東を、10位の拓大、9位の城西、8位の順大を捕えた。約9.5キロで7位の中央学院大を捕えた。10キロ地点で昨年より20秒速い33分04 秒と快走する。15キロ地点で昨年より26秒速い42分11秒と、前を行く日大に1分30秒と迫る激走。3.4キロ地点では日大に51秒と迫る。モグスはゴール付近の直線で日大を捕えると抜き去って区間新記録でチームをシード権確保の6位に押し上げた。
メクボ・ジョブ・モグスは「6位、シード権獲得だけを考えて走った。13キロから15キロが苦しかったが、飯島コーチの『前とあと1分30秒、頑張れ』という声援が聞こえ、パワーとなった。これから2か月、箱根駅伝に向けて練習して、個人では区間新記録を狙い、チーム順位9位以内になるように貢献したい」と 述べた。
篠原祐太主将は「チームはまだまだ力を出し切っていない。モグスに頼り過ぎている。箱根駅伝まで2カ月ある。各自の課題を克服して、各自が本来持っている力を出し切るチーム力で箱根駅伝に挑みたい」と述べた。
飯島理彰コーチ「前半で1分か2分やられるのは覚悟していたが、4区から7区で更に開かれたのは想定外だった。モグスは4分10秒を諦めずに良く逆転してくれた。前と1分30秒の開きのあるゴール手前15キロ地点でモグスに声を掛けたが、走りも目つきも確りしていたので、もしかしてと期待を抱いた。箱根に向けて、練習も 筋トレも非常に上手くいっている。あとは、モグスのような絶対に諦めないファイティングスピリットを持つことが一番」と述べた。
上田誠仁監督は「シード権獲得は最低ラインの課題だった。モグスに襷が渡ったときシード権まで4分10秒あったので、モグスでも厳しいと思った。しかし、モグス自身の区間新記録を59秒更新するモグスの超力で、シード権を取ってくれた。モグスは一段と凄みを増した。チームとしては、1区の滑り出しは良かった が、区間記録での二桁の成績は課題となった。全日本級の大会に、初めて3名を起用した大会でもあった。モグス以外の選手は、自分の力を出し切れるように、モグスのように向かっていく姿勢、態度、気迫を身に付けてもらいたい。反省は言い訳になる。これらを課題にして箱根を目指してもらいたい」と語った。
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