山梨学院広報室
2007年度山梨学院大学現代ビジネス学部企業実習体験発表会
〜 社会に出てからの役立つ知識を多く体験し習得 〜

山梨学院大学現代ビジネス学部企業実習(藤原邦彦教授)は12月4日、山梨学院広報スタジオで2007年度企業実習体験発表会を行った。山梨学院は旧商学部の平成15年度から企業実習(インターンシップ)を本格的に開始した。今年度は現代ビジネス学部(旧商学部商学科)の12名が、夏休みの一週間 を利用して、販売、放送、サービス、倉庫などの企業6社で実習を行った。その体験を、指導を受けた企業の方々を招待して発表した。学生は「商品知識がなければ販売できないことを思い知らされた」、「押し売りではなくてお客様の必要とするものを提供することが大切さ」、「敬語の大切さ」、「くらしへの提言の大切さ」、 「表現することの大切さ」、「コミュニケーションの大切さ」など、社会に出てからの役立つ知識を多く体験し習得したと発表した。今井久現代ビジネス学部長は「学部はビジネス界が必要としている人材を育成することを目的に、本年度から商学部を現在ビジネス学部に改組した。企業実習を通して、地域企業の力を借りて時代の ニーズに即した学生を育成し、その学生が地域を活性化してくれたらと思う」と挨拶した。


山梨リコーで実習した村松貴大さんは「今まで営業販売は品物を企業の考えで売りつけるというイメージがあったが、お客様のニーズを理解して、それに答えられる商品を提供するということを学び、営業に関する悪いイメージが払拭された」と目を輝かせて述べた。
山交百貨店で実習した関野謙さんは「人間関係が職場の良い環境を作り企業を育てるということを学んだ。また、自分は商品知識や接客技術などが不十分で未熟者ということが分かった。未熟者ということは、まだまだ伸びるということだと思うので、これからもっと勉強していきたい 」と勉学意欲を刺激していた。
エフエム甲府で実習した畑奈津美さんは「心の中で思っていることを表現すること、その場で考えたことを表現すること、ぱっと見たことを表現することなどの難しさを学習した。今日の発表会では、エフエム甲府で学んだことで落ち着いて表現でき、発表が上手くいったと思う」と胸を撫で下ろしていた。
実習受け入れ先の甲府富士屋ホテルの鈴木一郎支配人は「今までは、テレビや小説の世界を通じてホテルをイメージして、憧れで就職してきた学生が大半だと思う。従って、世間一般では若年離職率が高いといわれている。企業実習でホテル業の真髄を学んでもらえば、こうしたことは未然に防げると思う。今日の発表の中で『お客様から360度、何処からでも見られている。スタッフの方々は自然に360度、笑顔を返して接客している。凄いことだと学んだ』という発表がありましたが、こちら側としては非常に嬉しい。これからのホテル業は、観光立県、観光立国として担うところは非常に大きい。優秀な人材を、産・学そして官と協力して育成できれば山梨・日本は活性化する」と語った。
藤原教授は「学生が在学中に、産学官の連携の中で、実践から高い職業意識の育成と自主性・独創性のある人材の育成に努めるという観点から、教育プログラムすることが必要だという理念に基づいて企業実習の講義を行っている。その結果、学生は自己の職業適性や職業設計など職業選択について深く考えるようになった。また、実務能力を高めるとともに、学習意欲が湧いてきた。就職活動の方向性と方法についての基礎的な理解が得られた。また、今日、学生はご指導を頂いた方々を前に緊張して、さらに成長したと思う」と語った。
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企業実習者

 
 
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