山梨学院大学・山梨学院大学学生会・独立団体会は12月12日、甲府市の山梨学院大学で第84回東京箱根間往復大学駅伝競走壮行会を行った。ウインドブラスアンサンブルの演奏で、上田誠仁監督、飯島理彰コーチ、大野景也コーチ、加藤達也(4年・秋田商業)主務と部員82名が入場した。加藤主務から箱根駅伝エントリー選手、主将・篠原祐太(4年・飯能南)、飯塚伸彦(4年・東農大二)、栗原圭太(4年・世羅)、田中僚(4年・花輪)、中満勇太(4年・小林)、古屋大希(4年・山梨学大附)、松村康平(3年・清風)、宮城真人(3年・開新)、メクボ・J・モグス(3年・山梨学大附)、山本真也(3年・報徳学園)、岩田真澄(2年・富山商 業)、大谷康太(2年・出雲工業)、山大介(2年・倉敷商業)、後藤敬(2年・高千穂)、中川剛(2年・豊岡南)、高瀬無量(1年・市立尼崎)の16名が紹介されると、会場に詰めかけた約1000名の学生や教職員から激励の歓声が沸いた。終了後、エントリメンバーは広報スタジオでマスメディアの合同取材に臨み、川田 『未来の森』運動公園陸上競技場で公開練習を行った。
壮行会ではチアリーダーのオープニングパフォーマンスの後に、箱根駅伝エントリー選手が整列した。
■古屋忠彦学長は「心の熱くなる恒例の箱根駅伝が間近に近づいてきました。今まで21回の箱根の聖地に連続出場している。昨年、山梨学院は創立60周年を迎え、念願の陸上競技場が完成し新しい時代がスタートした。山梨学院大時代をもう一度復権したい気持ちもあるが、選手は1年間死に物の狂いで練習してき たと思う。成果を順位にこだわることなく、全力で最高のパフォーマンスをしていただきたい」と激励の挨拶を行った。
■新垣尚志学生会会長は「今年も待ち望んでいた箱根駅伝の季節がやってきました。残り3週間を切っていますが、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮するために、体調に気を付けて、箱根路を悔いの残らぬよう、私たちの夢と希望を乗せて走り抜いてください。私たち学生や教職員、地域の方々一体となって、精一杯応 援します。選手の皆さんの健闘を願います」とエールを送った。
■篠原祐太陸上競技部主将は「多くの人の支えや力により、今のじぶんがあるのだと改めて感謝いたします。私たちは日々『頑張り以上、さらに真剣』をテーマに、本当の頑張りとは何か、しっかり考えて、それ以上のことを求めてやってきました。箱根路では、自分たちらしい答えを、自分たち自身で導きたいと思い ます」と、誓いの言葉を述べた。
■広報スタジオで取材記者団に囲まれた主将・篠原祐太は「全てはチームのために、全ては箱根のためにと1年間やってきた。全員で最高の笑顔が出るようにしたい。箱根は自分にとっては人生のオリンピック。4年間やってきたことを全て出し切り完全燃焼したい」と、熱く述べた。
■飯島理彰コーチは「まずは、10位に入ること。それには、他のチームのことや余計なことを考えずに、また、いろいろなことに惑わされずに、選手一人一人が自分の力を発揮して、その積み重ねで最低でもシード権を手にしてもらいたい」と、平常心で戦うことを強調していた。
■上田誠仁陸上競技部監督は「1区が先頭グループを視野に捕らえて走り、流れをつくってもらいたい。どのチームも最低シード権の10位を目指してくる。モグスの存在は大きいが、他の選手はモグスの走りを食いつなぐ走りでなく、生かす走りをすることに徹しなければならない。自分たちの出来る走りを、しっかり見極めていけば、結 果は自ずと出る。昨年、悔しさで笑顔のなかった分、今年は倍の笑顔で部員皆を迎えたい」と、シード権獲得に執念を覗かせた。
■12月29日に1区から10区の区間エントリーと補員6名を選定し、来年の1月2日、3日の、スタート一時間前までに区間メンバーと補欠の入れ替えが認められている。22年連続出場で優勝3回、準優勝5回の山梨学院は、往路5区間(108.0km) 、復路5区間(109.9km)の217.9キロメートルを伝統の襷で繋ぐ。
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