日本陸上競技連盟、全国高等学校体育連盟は12月22日、京都府の京都市体育館で平成19年度男子第58回・女子第19回全国高等学校駅伝競走大会の開会式を行った。選手入場で前年度優勝校の女子・須磨学園高等学校、男子・世羅高等学校が入場すると北から南の順に47都道府県の男・女の代表がペア で94校入場した。山梨県代表は15番目に、男子・山梨学院大学附属高等学校は尾崎博主将(3年)を先頭に10年連続10回目出場の行進を、女子・韮崎高等学校は三井由香里主将(3年)を先頭に2年ぶり11回目出場の行進を、2校揃って堂々と力強く行った。全国高等学校体育連盟の坂田敬一会長は「皆 さんは地元をはじめ多くの人々の期待を集めている明日の陸上界を担うトップアスリートです。練習で培った実力を遺憾なく発揮し、自信と誇りを胸に全力で走り抜く、高校生らしい健やかで爽やかな姿を全国の皆さんに見せてほしい」と挨拶した。選手を代表して須磨学園の駒井直美主将(3年)が「都大路の夢舞台で最後の感動 を求めて、日々努力で培ったフェアプレーの精神で爽やかで感動を与えるレースをすることを誓います」と力強く選手宣誓を行った。式典の中で山梨学院附属高等学校男子は10年連続の出場の栄誉を称えられ表彰された。明日、男子は12時30分スタートで西京極陸上競技場付設マラソンコース7区間42.195kmを、女子 は10時20分スタートで西京極陸上競技場付設ハーフマラソンコース5区間21.0975kmを、故郷の代表として襷をつなぎ健脚を競う。
■オンディバ・コスマス(3年)は「3回目の出場になるので緊張していない。明日、どんな走りをするかはまだ決まっていない。後で監督から指示が出ると思うので、その指示通りに走りたい。チームのために頑張りたい」と闘争心を滲ませて述べた。
■尾崎博主将(3年)は「今は結構、緊張している。オンディバ・コスマスのリードを、皆で一丸となって粘って襷をつなげリードをできるだけ守り、県記録を上回る走りで、順位を一つでも上に持っていきたい」と決意を述べた。
■渡辺繁生監督は「明日は、1区・オンディバ・コスマス(3年)、2区・穴水勇太(1年)、3区・尾崎博(3年)、4区・串田優大(1年)、5区・ 小池郁斗(3年)、6区・古屋勇希(2年)、7区・今村圭佑(3年)、補員・岡田一幸(1年)、補員・池田廉(1年)、補員・進藤亮大(1年)のオーダー。変更区間と選手は、怪我が治癒しなかった4区・進藤亮大(1年)に変えて6区の串田優大(1年)を、6区は7区の古屋勇希(2年)を、7区は補員から今村圭佑(3年)を抜擢した。ここにきて2区の穴水と尾崎の調子が上がってきた。1区、2区、3区で流れをつくり、4 区、5区で勢いに乗り、6区、7区で粘りの走りをして、県記録を塗り替えてもらいたい」と、期待を込めて述べた。
■学校を代表して男子10年連続出場の栄誉を称えられ表彰状を受け取った川手佳彦副校長は「歴史の積み重ね。先人達の頑張りと、ここにいる選手の頑張りの襷を10年つないだ結果で大変名誉に思う。次は20年連続を目指してもらいたい。また、このことは全校生徒、教職員、保護者、地域の方々の支援や応援があればこそ成しえたことであり感謝したい」と受賞の喜びを述べた
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