山梨学院パブリシティセンター
第60回春季関東高校野球大会山梨県予選(第3日目)
山梨学院 谷村工に4対0 3回戦へ
〜4番・保延 右中間スタンドにムード一新のHR〜

山梨県高校野球連盟は4月13日、小瀬球場で第60回春季関東高校野球大会山梨県予選(第3日目)2回戦4試合を行った。小瀬球場の第1試合は山梨学院大学附属高校 対 谷村工業高校戦が行われた。山梨学院は2回表、投手の山田祐也(2年)が先頭打者4番に右前安打を許すと犠打の失策が絡み無死満 塁とされた。7番を二塁ゴロに仕留め本塁でフォースアウト。続く8番のスクイズを捕手の三井翔(3年)が絶妙な読みで外すと3塁ランナーと1塁ランナーをそれぞれ塁間に挟みタッチアウトにして無失点で切り抜けた。その裏4番・保延優馬(3年)が嫌なムードを一新する右中間スタンドに入るホームランで先取点をあげた。 山梨学院は、打っては3回・4回・8回にも1得点ずつ奪う8安打。守っては投手・山田が4安打12奪三振の力投で完封した。山梨学院は4対0で初陣を飾り3回戦に進出した。選手たちは公式戦初采配となった須田喜照監督に白星をプレゼントした。



▲山梨学院は、1対0とした3回裏に9番・長澤蓮(3年)が内野の失策で二塁に出塁すると、続く1番・深澤晃一(3年)の犠打で三塁に進塁した。続く、2番・野木慎太郎(3年)の二塁ゴロの間に9番・長澤が生還して2対0とした。4回裏の一死後、5番・長崎治朗(3年)中前安打で出塁。続く6番・三 井翔(3年)の左線を破る2塁適時打で3対0とした。8回の裏、先頭打者の4番・保延優馬(3年)が四球で出塁。5番・長崎治朗(3年)の内野ゴロの間に二塁に進塁し、6番・三井翔(3年)の1球目に捕手が球を見失うのを見て三塁に進塁。6番・三井の内野ゴロで4番・保延がホームを突き4対0とし試合を決めた。守っ ては投手・山田祐也(2年)が4安打12奪三振の力投で完封した。

■先制ホームランの4番・保延優馬(3年)は「ピンチの後にチャンスありと、甘い球を狙っていた。カーブが内側の真ん中に来たので迷わずスイングした。右中間スタンドに入ってくれて良かった。しかし、まだチャンスで打てなかったので、次までに悪いところを修正したい」と気を引き締めていた。
■12奪三振の力投で完封した投手・山田祐也(2年)は「今日は初戦で硬くなった。三井先輩に、スクイズと走塁を阻止してもらい助けられた。真直ぐに精彩を欠き、変化球に頼った。相手が変化球を見逃してくれたので助かった。今日は反省ばかりで自分では納得していない。次はリラックスして自分の投球をしたい」と、好投にも拘らず 頻りに反省していた。
長崎治朗主将(3年)は「初戦という硬さがあって、気持ちばかりが先に立って体がついて行かなかった。攻撃では打ち損じが目立った。守備でも失策があったので皆で修正したい。次の3回戦は、守りではしっかり捕球し、攻撃ではつなぐ野球をして、選手一人ひとりがチームのために自分の仕事をこなすこと に心掛け、一致団結してチャレンジ精神で挑みたい」と決意を新たにしていた。
■公式戦初采配となった須田喜照監督は「一戦一戦。目の前の相手を倒すこと。トーナメントでは、どこが上がってくるかとか、先を考えるとろくな結果にならない。自分たちの野球をするだけ。祐也は良く投げた。初先発で、無四球。細かい調整はあるが、0点に抑えたことは評価に値する。攻撃面では打ち損じがあるので修正したい 。26日までに練習を積み、粘り強く守り、ワンチャンスをものにする野球ができるようにしたい」と淡々と語った。(H.K)
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