山梨学院パブリシティセンター
第60回春季関東高校野球大会山梨県予選(第6日目)
1回裏 先制パンチ3点  7対1で明誠を破る
〜左翼手・内田 満塁窮地を背面好走で超ファインプレー〜

山梨県高校野球連盟は4月26日、小瀬球場で第60回春季関東高校野球大会山梨県予選(第6日目)3回戦4試合を行った。小瀬球場の第1試合は山梨学院大学附属高校 対 日大明誠高校戦が行われた。山梨学院は1回裏、一死後に2番・三井翔(3年)が四球を選び出塁。3番・土屋寛人(3年)の左前安打で一・二 塁。4番・保延優馬(3年)の左ラインよりに落ちる二塁適時打で先取点を奪うと、四球で一・三塁とし6番・高野隼(3年)の右前2点適時打で3対0とした。4対0とした5回表、投手の山田祐也(2年)が二死満塁の0-2からの3球目を叩かれ、あわや左越え3点適時打となるあたりを、左翼手の内田健斗(3年)が背面になり好走し超ファインプレー。内田はチームが窮地に陥るのを救った。その裏、3番・土屋の左前安打で出塁。一死後、5番・内田健斗(3年)の左前二塁安打で二・三塁とし、6番・高野隼(3年)の左 中間を破る2点二塁安打で6対0とした。投げては、山田が10安打されながらも味方の攻守と9奪三振と要所を抑える投球で、6回表の1点にとどめ完投した。山梨学院は、その裏に1点追加して7対1で勝ち準々決勝に進出した。


■左翼手・内田健斗(3年)は「後輩の山田がピンチだったので、どうしても助けたかった。打者が打った時に抜けると思ったので一生懸命走った。捕球は後ろ向きで滑りながら取った。嬉しかった」とチームの窮地を救ったプレーを振り返った。
■9奪三振の力投で完投した投手・山田祐也(2年)は「5回表のレフトフライは、打たれた瞬間に越されると思った。内田先輩の好守でホットしました。感謝しています。次はボールが高めに浮かないように、コーナーを丁寧に突いて打たせて取るピッチングに心掛けたい。次も完投できるようにチームや監督の期待にこたえたい」と、唇 を引き締めていた。
長崎治朗主将(3年)は「今日はチームの雰囲気は良かった。オフェンス面では、前回の試合と打順はガラッと変わって、リズムに乗って初回に3点取れたのが大きかった。ディヘンス面では、二死満塁でレフトのあたりを内田がファインプレーし、流れが変わった。城西は何回もやっている相手。初回から全力 で行きたい」と闘志を燃やしていた。
須田喜照監督は「初戦よりチームの内容は良くなっている。打線が初回3点取り流れを呼び込めた。野球は繊細なスポーツ。10安打対10安打で7対1、展開によっては立場が逆になってもおかしくない。今、チームは主将の長崎を始めとし攻守両面で、冷静にゲームが出来ているので安心して見ていられる。 山田は、10安打されたが粘り強く投げて、良く1点に抑えた。山田は、連投も大丈夫。疲れた中でも完投できる投手。しかし、今日は5回以降に課題を残した。これからは、コントロールや変化球の精度を上げて、もっと楽に投球できる投球術を身につけさせたい」と語った。(H.K)
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