山梨学院パブリシティセンター
加藤ゆか選手北京五輪競泳代表決定記者会見
「全ての人に感謝 持久力で自己ベスト」と抱負
「メドレーリレーも泳げれば」とリレー出場に意欲

山梨学院カレッジスポーツセンター(下田正二郎センター長)は5月7日、山梨学院広報スタジオで加藤ゆか選手北京五輪代表決定記者会見を行った。会見で加藤ゆか選手は「大学に入って目標にした北京オリンピック。選考会では自己ベストで標準記録を突破し2位という結果で、北京オリンピックの出場を決めました。 これから、さらに持久力の練習をして、北京オリンピックでは自己ベストを出したいと思います。また、メドレーリレーも泳げれば良いと思います。応援してくれる全ての人に感謝し、納得いくレースをして最高の笑顔で大会を終わりたいです」と抱負を語った。神田忠彦監督は「加藤は選考会で日本代表を手中に収めることができました。これから本番、気を緩めないで8月9日予選、そして準決勝、決勝と進めるように、基本に立ち返らせて自分をもう一度見つめ直してもらい厳しいトレーニングに励んでもらいたい」と語った。下田正二郎カレッジスポーツセンター長は「山梨学院大学は、これまで卒業生を含めて夏10名、冬12名のオリンピック選手を輩出してきました。現役での夏のオリンピック選手は、シドニー競泳の萩原智子さんに次いで2人目です。冬のオリンピックは現役が多いのですが、夏は学生レベルで日本のトップに立って勝つことは非常に難しいことです」と加藤さんの偉業を称えた。なお、水泳競技は卒業生のアテネの長田友喜子さんを含めると3人目となる。


▲記者会見には、北京五輪競泳代表の加藤ゆか選手、神田忠彦監督、下田正二郎カレッジスポーツセンター長らが出席して行われた。
加藤選手は「選考会では、調子も悪くなかったので、不安なく予選も準決勝も計画どおり泳げていました。ただ、準決勝で先に日本新記録を出されてしまったので、ちょっと動揺してしまった部分はありましたが、まだ自分には余裕があったので、決勝で記録を出せば良いと気持ちを切り替えました。決勝では、自分の泳 ぎに集中し周りは見えませんでした。タッチした瞬間は自分が何番とか何秒か全然分からなかったです。電光掲示板を見ると、2番で標準記録を突破し自己記録だったので、すごく嬉しかったです。本当に悔し涙だけは、流したくなかったので、うれし涙で終わって良かったと思います。これから、練習は勿論のこと、精神面の強化 と、夏バテをしないようにしっかり食事をして体重が減らないようにし、ベストの状態にしたいです。本番では、自分が納得のいくレースをして最高の笑顔で終わりたいです」と述べた。

神田監督は「昨日から練習を再開しました。オリンピックは緊張する。そのためには、納得のいく厳しい練習に耐えて本番に挑むしかない。オリンピックでは、57秒台後半を目標に戦う。勝負はどう転ぶか分からない。とにかく、自己新記録に拘りたい。0.1秒でも自己記録を更新出来れば選手も指導者も納得できる 。これからの練習は、山梨と東京、7月3日から11日富山、21日から韓国の済州島、8月5日に北京の選手村に入る予定」と語った。

加藤ゆか選手プロフィール
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