山梨学院パブリシティセンター
第32回全国高等学校総合文化祭
〜山梨学院高校吹奏楽部が華麗な演奏演技を披露〜
〜パレード・マーチングバンド部門で文化連盟賞〜

「文化部のインターハイ」第32回全国高等学校総合文化祭が、8月6日から10日までの5日間“上州に舞え創造の風”をテーマに群馬県内9市2町を会場に開催され、約2万人の高校生が24部門に集い若い感性と情熱あふれる演技と作品を発表した。8月1日に行われた「山梨県吹奏楽コンクール」で学校創立以来初の“金賞”を受賞した山梨学院高吹奏楽部は6日のパレード部門と8日のマーチングバンド部門に山梨代表として出場した。1日までは「県吹奏楽コンクール」の練習に費やしたため、部員たちがマーチングバントの練習に専念できたのは2日から5日までのわずか4日間、小瀬武道館メインアリーナを借りて行った初日の練習では足並みはまったく揃わなかった。危機感を募らせた3年生が積極的に1・2年生をリードして特訓、向かえた本番では一糸乱れぬ完璧な演奏演技を実現、パレード部門・マーチングバンド部門ともに文化連盟賞を受賞した。
平成17年・18年に続く3回目出場の山梨学院高は白と黒のコスチューム、8日のマーチングバンド・バトントワリング部門はプログラム13番目に登場した。前半の曲は「ヤングマン」最初の見せ場は指揮者の山宮奈都子ドラムメジャーが重いメジャーバトンを群馬アリーナ天井に向けて放り投げるソロパート、これを見事にキャッチしてチームは勢いに乗った。×字の隊形から横2列に変化させ更に横1列に移行、乱れない。後半の曲は「勝手にシンドバット」パーカッションがリードするアップテンポのリズムに合わせ最も難しい斜め移動もクリア、最後に大きな半円を描いて5分間の演奏演技を終了。短期間の特訓で完璧な演技に仕上げた部員たちの努力と集中力に会場から賛辞の拍手が贈られた。指揮者のドラムメジャー山宮奈都子さんは「最初のバトンを投げる所は緊張して怖かったです、ちゃんとキャッチ出来てよかった。チーム全体としては最初の練習ではうまく出来なかった所を何回も練習して、本番では思った以上に上手くいきました、ホッとしました」と語った。演技指導を担当した金丸奈々さんは「練習時間がなくてきつい口調にもなったが、皆がついて来てくれて頑張ってくれました。練習では良くなかった難しい斜めのラインが本番では皆の心が一つになって上手く決まりました」と振り返った。宮澤みな部長は「演技中に会場スクリーンに映った隊形が見事に整っているのが見えて感動しました。暑さで体調を崩す部員もいたので、49人の部員の体調管理に気を使いました。3年生はこれで部活を終えるのですが最後に素晴らしい思い出を頂きました」と語った。顧問の渡邊正樹教諭は「生徒たちは総文祭を成功させようと声を掛け合い、短期間の練習時間を大事に使い自主的に行動して成果を出してくれました。今年の部員たちは学校初の“金賞”を取るなどとても優秀でよく努力しました。色々なことに気づいて自分たちでやるのが当然という意識を持って取り組んでくれた。つらい思いをだいぶしたと思うが、結果として返ってきた」と3年生を中心に頑張り、山梨学院高校の歴史に永久に輝く光を放った部員たちの努力を称えた。
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