山梨学院パブリシティセンター
日本学生選手権水泳競技大会 一日目
〜山梨学院大水泳部自己ベスト連発の健闘〜
〜池田慶太と亀崎あゆみが表彰台3位入賞〜

第84回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)競泳競技が東京辰巳国際水泳場を舞台に9月5日から7日の日程で始まった。1日目の5日は400m自由形、200mバタフライ、200mリレーなど男女7種目の予選・決勝が行われ、山学大水泳部は出場選手のほとんどが自己ベストを更新する泳ぎを見せた。中でも男子400m自由形に出場した池田慶太(2年)と女子200m背泳ぎ亀崎あゆみ(3年)の二人は素晴しい泳ぎで3位に入り共に表彰台に上った。競泳のインカレは個人戦の成績を集計して学校別得点を競う大学対抗戦、今年の山学大は女子3位、男子10位が目標。他のレースでは女子200mバタフライで飯窪麻未(3年)が6位に入った他、女子200mリレーではアンカー前原優理(1年)が力強い泳ぎでチームを7位から5位に引き上げるなど、男女共に上々のスタートを切った。2日目の明日は北京五輪から戻った加藤ゆか(4年)が得意の100mバタフライで3連覇と記録に挑むほか、飯窪麻未・松下絵里奈・坂井菜穂子らに上位入賞が期待される。
■男子400m自由形に出場した池田慶太(2年)は伸び盛り、予選で自己ベストを4秒も短縮する3分52秒77を出し予選2位で決勝に進出した。決勝レースに臨む池田を山学水泳部は全員が応援席最前列に飛び出して待ち構え、ハイタッチで送り出した。5コースの池田はスタートから積極的に飛び出し、100mは55秒53トップと僅差の2位、200mも2位、300mでも2位をキープ、最後の350mのターンで3位に落ちたが懸命に粘り3位でゴール板にタッチした、決勝の記録は3分53秒30。表彰式で贈られた花束を、池田は応援席に向けて高々と掲げた。
■女子200m背泳ぎ決勝には亀崎あゆみ(3年)と竹迫麻弥(2年)の二人が進出した。二人とも積極的に飛び出し最初の100mは3コースの亀崎3位、2コースの竹迫6位で通過、150mも亀崎3位・竹迫6位でターン、最後の50mは4位となった田部井(日体大)とのデッドヒートとなったが亀崎が自己ベストの2分13秒79の泳ぎで制して3位、竹迫も7位と粘った。亀崎は表彰式で贈られた花束を、はにかみながらそっと上げて応援席に向けた。
神田忠彦監督は「ほとんどが自分の記録を更新した、特に2年生の池田君の記録はオリンピック強化標準を超える非常にいいタイム、入学時と比べると20秒も短縮させた驚異的な伸び、明日の1500mも楽しみになった。女子は戦前の予想通り鹿屋体大、近畿大に次ぐ3位につけている。明日出場する選手も自己記録を更新してもらいたい」と語った。
学生選手権の運営は関東支部の約90人の学生が受付、進行、運営、全ての舞台裏を支えて行われている。山学大水泳部マネージャーで今年の総責任者を務める綿谷健祐実行委員長は「競技には影響を出していないが、初日はバタバタしたところもあった。皆でミスをなくすように話し合い、3日間の大会を成功させるよう熱い気持ちで務めます」と大学対抗に凌ぎを削る表舞台とは対照的に裏舞台は各大学の学生が力を合わせて支えている。(M.I)
アルバム | 池田慶太 | 亀崎あゆみ |
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