
8月末に行われた日本プロゴルフ協会(PGA)の最終プロテストに合格した山梨学院大ゴルフ部出身の小池一平選手(2007年卒境川カントリー倶楽部)が母校を訪問、古屋忠彦学長に合格を報告した。この春大学を卒業したばかりの身長173cm、体重75kgのがっちりした体形の23歳は「落ちるともう1年振り出しからなので、嬉しいのとほっとしたのと両方です。トーナメントに出る資格を取ってツアーで活躍したい」と語った。古屋学長は「ゴルフ部出身者では貴方が第1号、嬉しい限りです、後輩の目標となるプロになりなさい」と握手を交わして激励した。小池プロは甲斐市竜王の出身、玉幡中1年の時にゴルフを始め、駿台甲府高2年で国体団体準優勝、大学3年の時日米大学対抗日本代表、4年生だった昨年の日本学生選手権で準優勝の実績を残した。
所属する境川カントリー倶楽部の金丸信吾社長と共に大学を訪れた小池一平プロは、下田正二郎カレッジスポーツセンター長と中澤孝次ゴルフ部監督に「お世話になりました、ありがとうございました」とお礼を述べ、共に学長室を訪問した。玉幡小時代は少年野球に夢中、玉幡中1年の時に父に進められてゴルフを始める、高校時代は一人で練習、大学で初めて部活動としてのゴルフを体験、2年の大学選手権で予選落ち、その時流した悔し涙がプロを目指すきっかけとなった、4年の大学選手権で雪辱の準優勝、今春卒業し境川CC研修生として練習を重ねていた。最終プロテストは8月29日に岡山県瀬戸内海GCで開催された。出場者122名、小池は緊張がピークに達する最終テストをアウト35・イン34の3アンダーで回り、1Rから4Rまでのトータルを8アンダーとして堂々の3位合格となった(合格者は40位タイまでの54人)。現在、来年度のトーナメント参加資格を得るためのQTに挑戦中、8月の1次は突破、9月の2次、10月の3次、12月のファイナルを通らないとツアーに参加できない狭き門だが、ドライバーの平均飛距離は300ヤード弱、豪快な攻めのゴルフで狭き門を突破してプロツアーデビューを目指す。
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小池一平プロは「コースでのラウンドと練習場での300球の打ち込みと筋トレが日課、20代のうちに初優勝したい。後輩たちは部員が少なくて大変だがプロになる夢を強く持って頑張ってほしい」と語った。
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中澤孝次ゴルフ部監督は「小池君にはゴルファーは姿勢が大事だとアドバイスしてきた、背筋を伸ばし胸を張ってプレーすることがスコアにも気持にも良い結果をもたらす。物怖じしない性格で本番に強い精神力を持っている、プロとして活躍する素質を充分備えている。山梨出身で活躍しているプロは今いない、期待して応援してほしい」と語った。(M.I)
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