山梨学院パブリシティセンター
平成20年度関東大学テニスリーグ 
〜山梨学院大女子テニス部創部3年で2部に昇格〜
〜入れ替え戦で東京農大を5−2で下し最短進出〜

関東学生テニス連盟は10月12日、女子リーグの2部入れ替え戦2試合を行った。山梨学院大女子テニス部は強化育成クラブとして誕生した1昨年5部優勝、昨年4部優勝、3部に昇格した今年は9月のリーグ戦で5戦全勝の圧倒的強さで3部を制し優勝した。入れ替え戦の対戦相手は2部6位の東京農大、東農大テニス場でのアウェー決戦に臨んだ。試合方式は最初にダブルス2試合を行い、そのあとシングルス5試合を行って4勝した方が勝者となる方式。最初のダブルスは1勝1敗、ここから3試合同時に行われたシングルスで奥田なる美(1年 堀越高)松山愛(2年 静岡市立)牛山菜穂子(3年 山梨学院高)の3人が揃って勝利、この時点で昇格を決めた。最終的には5勝2敗で東農大を破り、今シーズンの目標であった“創部3年最短での2部昇格”の夢を実現させた。

山学大は最初のダブルス戦で学生ランキング14位のエース阿部瑠美(3年 徳島商)と奥田なる美ペアが相手を6−0、6−2と圧倒してチームに勢いをつけた。キャプテンの三浦麻奈美(3年 山梨英和)牛山菜穂子組は2−6、6−1、2−6で惜しくも敗れたが、シングルスは奥田・松山・牛山が3連勝したのに加えてエースの阿部が相手のエース志岐光を6−0、6−1と圧倒して昇格に花を添えた。阿部瑠美選手は「入れ替え戦という事で皆が緊張したが、試合が進むにつれて皆の気持ちが一つになってしっかり戦えました、2部でもしっかり戦って最終目標の1部を目指します」と抱負を語った。牛山菜穂子選手は「ダブルスは相手ペースとなり攻めきれなくて負けてしまったが、シングルスはその分勝つ意識が高まり接戦をものにすることが出来ました。4年でインカレ・1部昇格が目標です」と語った。富岡弘平監督は「ダブルスが1勝1敗になり、シングルスにプレッシャーがかかったが、牛山・奥田・松山が競り合いの中できちっと取ってくれた、合宿の成果が出た。来シーズンは創部からチームを引っ張ってきた3年生にとっては最後のシーズン、チームを1部に上げる努力をしてほしい」と語った。三好勲コーチは「2部からが本当の戦い、2部上位の慶応・青学の2校と1年早く強化を始めて4位になった駒大が強敵、エースが卒業する日体大と東海大とは互角に渡り合えると見る。あとを追って強化育成を始めた東洋学園大が3部昇格、明治大と上武大が4部昇格を決めた、後ろからも追ってくるのでうかうかしていられない。いずれにしろ、個人個人のレベルアップが必要。テニス競技は個人戦が多く団体戦は9月の1回だけ、冬の個人戦と2月3月の合宿で鍛えて個々のパワーアップを図り、春のトーナメント、夏の選手権でランキングを上げ、来年9月のリーグ戦に備えたい」と早くも来シーズンを見つめていた。
2部昇格を勝ち取った選手たちは試合後、Vサインで記念写真を撮ったあと、次に人差し指1本だけを出し“1部に行くぞポーズ”で胸の思いをレンズに焼き付けた。尚、もう一つの入れ替え戦、2部5位の東海大対3部2位の立教大戦は4勝3敗で東海大が2部残留を決め、立教大は昇格出来なかった。(M.I)
| アルバム・シングル | アルバム・ダブルス |

Copyright (C) 2008 YGUPC. All Rights Reserved.