山梨学院パブリシティセンター
ショートトラックスケート選手権 1日目
〜連覇に向け男子は苦戦、女子は好発進〜
〜大学対抗戦でスケートシーズンが開幕〜

第31回日本学生ショートトラックスピードスケート選手権大会(インカレ)が10月25日、長野県南牧村の帝産アイススケートトレーニングセンターで二日間の大会を開幕した。この大会は、個人戦の成績を集計して学校別の順位を競う大学対抗競技会。山梨学院大は、男子が優勝16回を数え6連覇中、女子は昨年が7回目の優勝、今大会は共に連覇の夢が掛かっている。初日は男女の500mと1500m等のレースが行われた。山学勢男子は1500mで田中翔太郎(2年山梨学院高)が準優勝したものの、500mは一人も準決勝に進めない惨敗で7連覇に黄信号が点った。一方女子は、500mで北村優希(1年 山梨学院高)が準優勝、郷芙瑠那(1年白樺学園)が3位と2人がメダル獲得。1500mで新海麻衣(1年 山梨学院高)4位、渡邉唯(2年 郡山商)6位と2人が入賞、順調に得点を伸ばし連覇に向け上々のスタートを切った。
男子1500m決勝レース。3コースの田中翔太郎はスタート直後に2番手につける静かな滑り出し、残り9周で早大の古屋が飛び出したところからレースは一気にスピードアップ、4番手に下がった田中は我慢の滑り、残り5周から全力で追い上げ、残り3周で3位に上がり、ラスト1周で前を行く早大古屋を抜き2位、銀メダルを手にした。田中翔太郎選手は「団体優勝を狙うために少しでもポイントを稼ぎたかったので、ちょっとホッとした。明日は1000mとリレー種目があるので、一つでも上を目指し一つでもポイントを上げるように頑張りたい」と語った。
女子500m決勝レース。2コースに郷芙瑠那、5コースに北村優希と2人の1年生が進出した。1コースの日体大小山が最高のスタートでポンと飛び出し、山学勢の2人が後を追う展開となった、2人で懸命に小山を追ったが500mはスタートで勝負のかなりが決まる短いレース、2人で2位と3位を分け合った。北村優希選手は「準決勝で転倒したがアドバンスの適用を受けて決勝に進めた。(不利な)5コースだったがスタートで頑張って3番手につけそこから前を追うゲームプランを立ててその通りのレースが出来た。高校時代には決勝レースに出た事が一度もなく、初めての決勝レースで準優勝出来て良かったです」と初メダルに微笑んだ。川上隆史監督は「男子はナショナルチームメンバーが卒業したので、予想通りの大苦戦となった。1日目が終わった所で3番目につけられたので、充分チャンスはある。明日はチーム一丸で巻き返しを図りたい。女子は昨年リレーが組めない3人のメンバーで優勝したが、今年は附属高校からの2人と北海道から1人の3人の1年生が加わり表彰台にも上る活躍を見せている、昨年に続く総合優勝は充分狙える、出来ればアベック優勝も狙いたい」と意気込みを語った。
1日目が終わった段階での男子の学校別得点争いは、1位 神奈川大77点、2位 阪南大74点、3位山学大70点、首位の神大に7点差をつけられる苦しい展開となった。女子は1位 山学大51点、2位 日体大36点、3位東女体大26点等、2位の日体大に15点の大差をつけた。二日目は、男女の1000mと3000mリレー決勝などが行われる。
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