山梨学院パブリシティセンター
第29回山梨県高校芸術文化祭
~山梨学院高がマーチングバンド部門芸術文化祭賞~
~全国高校総合文化祭の出場権を2年連続獲得~

“高校生による秋の芸術文化の祭典”第29回山梨県高等学校芸術文化祭のマーチングバンド・バトントワリング部門発表会が11月16日、山梨学院大学古屋記念堂で開催された。大会にはマーチングバンド部門に3校、バトントワリング部門に3校の計6校が出場し日頃の練習の成果を発表した。山梨学院高校からはマーチングバンド部門に吹奏楽部が、バトントワリング部門にチアリーダー部がそれぞれ出場した。大会の結果、マーチング部門の最優秀賞である芸術文化祭賞に山梨学院高校吹奏楽部、バトントワリング部門の芸術文化祭賞に甲府商業高校ソングリーダー部が選ばれ、両校に来年7月三重県で行われる全国高校総合文化祭の出場権が与えられた。山梨学院高チアリーダー部は次点の奨励賞だった。山梨学院高吹奏楽部の全国大会出場はこの夏に続く2年連続で通算では4回目の出場となる。
16日の大会にはマーチングバンド部門に山梨学院高校吹奏楽部、桂高校吹奏楽部、甲府商業高校吹奏楽部の3校、バトントワリング部門に山梨学院高チアリーダー部、甲府商業ソングリーダー部、甲府湯田高バトントワリング部の3校が出場した。演技を行う前、山梨学院高吹奏楽部の新キャプテン中山裕介主将(2年)は「11月3日までは部活のすべてを芸文祭吹奏楽コンクールの練習に費やしてきたので、マーチングバンドの練習が出来たのは2週間もありませんでした不安でいっぱいです」と話した。発表順5番目、40人の部員たちは白と黒の鮮やかなコントラストの衣装で登場した。演奏タイトルは「Wecan do it!」、指揮を取るのは顧問の渡邊正樹先生、会場に壮大なファンファーレの音が響き、タンゴのリズムに乗って演奏と演技が始まった。最初は武田菱を連想させる菱形、そこから徐々に三角形に移行、さらにリズムに合わせアップテンポで次々に隊形を変えていく、いい感じで立ちあがった。中間でゆっくりしたリズムのモデラートに変わり、サックスのソロ、アクセントがついてここもいい流れだ、終盤はリズムがまた速まり、全員で「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」の掛け声、S字を描き、横2列から縦5列さらに斜め移行、終盤も乱れない、コザックダンスをイメージした振り付けに変わり、最後の締めもファンファーレ、全員が右手を斜めに突き上げてフィニッシュ、見事に決まった。

4番目に演技を行ったチアリーダー部も素晴らしい演技を行った。一人一人の個性を大切にしながら全員が協力していく姿を描く「Gotogether!」
20人の部員が心を一つにして呼吸と間合いを合わせ、旗のついたバトンを振り、1列から2列に交差した瞬間に18人がアーチを作り上げ、その下を2人が駆け抜ける独創的な演出を披露、途中からジャズのリズムに変わり全員一斉の前後開脚などでアピール、最後は真ん中に集まり帽子を放り投げて演技終了。23人で演技した甲商に及ばなかったのは数の差か。

■演奏演技を終えた中山裕介主将(2年)は「去年全国の出場権を取ったので今年も取らなければとプレッシャーがありました。3年生が大勢残ってくれてアドバイスしてくれたおかげです、3年生がいなかったら取れなかった賞です」と先輩に感謝し演奏前の緊張した顔から安堵の表情に変わった。
宮澤みな前部長(3年)は「3年生15人のうち11人が参加協力しました。本番前は皆緊張したが、新キャプテンがテンション上げていこうと気合いを入れてくれて集中することができました、今日の出来は最高です」と笑顔で語った。
■ ソロパートを受け持ったサックスの小林みのりさん(2年)は「すごく緊張したけれど今まで練習してきた成果を出し切って吹くことが出来ました、周りで支えてくれた友達や指導して頂いた先輩や先生のおかげです。来年はこれ以上の音を作り上げて挑みたいと思います」としっかりと受け答えた。          
■顧問の渡邊正樹教諭は「フォーメーションの練習時間は1週間ほどしか出来なかったのですが、短い時間の中で生徒たちが一生懸命取り組んで結果を出してくれました。吹奏楽がメインですが、取り組むことの大切さを知る人間形成の機会にと平成16年からマーチングも始めて、県代表を取らせて頂けるようになって来ました。まだまだ未熟ですが、代表に恥じないようプライドを持って取り組むよう指導したいと思います」と語った。(M.I)
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