山梨学院パブリシティセンター
平成20年度全日本大学レスリング選手権
〜ボリスが優勝、奈良部・森川が準優勝の好成績〜
〜大学対抗は3度目のVならず、2年連続3位〜

第34回内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会が11月15・16の両日、新潟市白根カルチャーセンターで行われ、山梨学院大レスリング部は6年ぶり3度目の優勝を目指した。この大会はフリースタイルの7階級に各校の代表1人が出場し8位入賞までが得点、個人戦の総得点で団体順位を決める大学対抗戦。山学大は世界学生選手権優勝の大澤茂樹(4年60kg級)がケガのため欠場、ベストメンバーは組めない状況で大会に臨んだ。対戦の結果、ムジコフ・ボリス(3年120kg級)が優勝、ボリスはロシアから留学生として来日し3年目で日本の学生王者四冠王に輝いた。主将の奈良部嘉明(4年74kg級)と森川一樹(3年 66kg級)が準優勝、梶雅晴(1年 55kg級)5位、山本雄資(4年 96kg級)8位入賞となった。大学対抗は4階級を制した日体大が1位、2位拓大、3位山学大で4位の早大を1点差で押さえ2年連続の3位となった。
山学大のメンバーは55kg級が梶雅晴(1年育英)、60kg級に小俣将太(3年霞ヶ浦)、66kg級は森川一樹(3年霞ヶ浦)、74kg級が奈良部嘉明(4年霞ヶ浦)、84kg級を小室直人(3年)、96kg級にはグレコローマンが専門の山本雄資(4年多度津工)を配し、120kg級は両スタイルNo1のムジコフ・ボリス(3年ロシア)の布陣。与えられる得点は1位で12点、2位9点、3位6点=2人、5位3,5点=2人、7位2点、8位1点という点数方式。ベスト8以上に勝ち上がらないと総得点で順位を競う大学対抗戦に貢献できない仕組み、選手はグレコ選手権と同様に個人戦ながら母校の得点も背負って戦うことになる。
大会1日目の15日は55kg級から74kg級までの4階級が行われた。66kg級の森川一樹は準決勝で徳山大の藤永を2−0で下し、決勝で拓大の米満達弘(韮崎工出身)と対戦0−2で惜しくも2位となった。74kg級の奈良部嘉明は準決勝で東洋大の脇田を2−0で下し、決勝で拓大の高谷と対戦0−2で敗れ2位となったが主将の責任を充分に果たした。
大会最終日の16日は残りの3階級が行われた。120kg級のボリスは1回戦で最大のライバル荒木田進謙(専大)にフォール勝ちして快進撃、決勝でも相沢優人(日大)をテクニカルフォールの連続で圧勝。学生四冠王者(全日本学生選手権両スタイル、全日本大学グレコローマン選手権、全日本大学選手権)に輝いた。小俣将太と小室直人は1回戦敗退。
大学対抗得点は1位日大(63,5)、2位拓大(46,5)、3位山学大(34,5)、4位早大(33,5)、5位専大(21,5)、6位日大(21,0)等
奈良部嘉明主将は「最後の大会で3冠もかかっていたので優勝したかった。決勝の相手は、一番やり辛い相手だが年下なので勝たなければいけなかった。結果は結果として受け止めて来年に託します」と述べた。
高田裕司監督は「結果的にボリスが優勝してくれたので団体3位となった。大澤が怪我で欠場し、来年のために下級生を使ったこともあるがよくやったという気がする、来年につながったと思う」と語った。(M.I)
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