山梨学院パブリシティセンター
10周年を迎えた山梨学院アルテア室内管弦楽団演奏会
〜昼の部 山梨学院小・中の生徒がクラシックを鑑賞〜
〜夜の部 ワインを味わいながらモーツアルトを堪能〜

山梨学院大学・山梨学院ミュージックアカデミーは11月28日、大学メモリアルホールで第10回山梨学院アルテア室内管弦楽団演奏会を行った。山梨学院ミュージックアカデミーはクラシック音楽の普及と向上を目的に1997年に設立され、山梨の若き演奏者延べ120名がレッスンを受講、国内外の音楽大学への進学者を輩出してきた。アカデミーの講師を中心に99年にアルテア室内管弦楽団が結成され、年1回のコンサート活動を重ね今年で10周年を迎えた。今年の演奏曲目はモーツアルト作曲のピアノ協奏曲第26番「戴冠式」など。午後1時過ぎからの昼の部には、山梨学院小の児童314人と山梨学院中の生徒302人が招待され、東フィル・N響などで活躍している一流演奏家メンバーの演奏に小さな耳を傾けた。午後6時半からの夜の部はヨーロッパのコンサートの雰囲気に似せて休憩時間を十分に取り、ワインなどを味わいながら音楽を楽しむ、晩秋の夜のクラシックの宴が催された。
指揮者は白河和治氏(山梨学院短期大学教授)、コンサートマスターは三浦章広氏(東フィル・コンサートマスター)、ピアノ演奏は東誠三氏(東京藝術大学准教授) 、オーケストラの編成はヴァイオリン奏者14人、ヴィオラ5人、チェロ4人、コントラバス3人、クラリネット2人、オーボエ2人、フルート2人、ファゴット2人、トランペット2人、ホルン4人、ティンパニー1人の42名。メンバーは東フィル・東響・N響・都響などのオーケストラで活躍している一流演奏家で構成されている。
昼の部の演奏曲目は5曲、
◎モーツアルト作曲、ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」から第1楽章
○ドビュッシー作曲、「小組曲」から第3曲メヌエット
○リチャード・ローズ作曲、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」
◎ブルッフ作曲、「ヴァイオリン協奏曲第1番 」ト短調 op.26第1楽章
◎シューベルト作曲、交響曲第5番 変ロ長調ト短調 D485から第1楽章
昼の部は子供たち向けに短めの演奏で5曲、夜の部は大人向けにその内の3曲をじっくりと聞かせる構成で行われた。
昼の部では、児童と生徒にクラシック音楽をより身近に感じてもらうために演奏会の最後に質問コーナーも設けられた。小学生の児童たちは「最初真ん中にあったピアノがどうして途中から後ろに下げられたの?」「楽器の扱いで普段はどんな事に気をつけていますか?」などと元気に質問を投げかけていた。演奏を聴き終えたヴァイオリンを習っているという児童は「シューベルトの曲は習って知っていたので、強弱のつけ方や滑らかさに感心しました。自分ももっと練習してうまくなりたい」と感想を語った。夜の部では、ヨーロッパのコンサートの雰囲気に似せて休憩時間にワイン・日本酒・ソフトドリンクが振舞われ、お酒を味わいながら音楽を味わう大人の夜のコンサートが演出された。奏でられる生演奏の響きがメモリアルホールを包み聴衆を魅了した。
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