
「山梨の魅力メッセンジャー制度」は、山梨県が山梨県内の大学・短大で学んでいる学生を対象に、山梨学の講義と現地視察を通じてその魅力を体験してもらい、卒業後に家族や友人、職場の同僚などにメッセンジャーとして山梨の魅力を伝えてほしいと取り組んでいる制度。平成13年に山梨学院大学とタイアップして始まり、8年目の平成20年度は山学大・山梨大・県立大・都留文大・大月短大・産業短期大・健康科学大・帝京学園短大(新規実施)の8大学・短大で認定講座が実施された。このうち、山梨学院大では1月20日、クリスタルタワー7F広報スタジオで認定証交付式が行われた。山梨の魅力メッセンジャーに選ばれたのは現代ビジネス学部の講義「サービス産業論」を受講した学生のうち28人で、代表の中国人留学生張 京京さん(3年)に山梨県進藤一徳観光部長から認定証が交付された。張さんは「卒業後、中国に帰るか日本に残るかまだ決まっていませんが、山梨に住んでこの目で見て知った魅力を伝えたい」と語った。
山梨の魅力メッセンジャーに選ばれたのは、現代ビジネス学部「サービス産業論2」(藤原邦彦教授)受講者で「山梨の魅力メッセンジャー認定講座」を希望した学生のうち県当局に提出したレポートがメッセンジャーにふさわしいと認められた28人。内訳は中国人留学生13人、山梨県出身者5人、県外出身者10人。28人は昨年4月に行われた山梨県観光部職員による「山梨の観光および産業の概要」講座を皮切りに、5月のヴァンフォーレ甲府海野一幸社長による「山梨のスポーツ」、6月の県学術文化課平山優氏による「山梨の歴史」講座など6回の講座を受講、富士と清里など2回の現地視察を行い、山梨の文化・歴史・産業などを学び県にレポートを提出していた。挨拶した
進藤一徳県観光部長は「認定証は市川大門の和紙で作られ、富士山がデザインされているオンリーワンの認定証です。国内外に山梨の魅力を発信して頂きたい」と依頼した。現代ビジネス学部
今井 久学部長は、山梨出身者に対して「一度離れて帰ってくると山梨の良さがわかる」と語り、留学生に対しては自分の留学体験を元に「学生時代を過ごした留学先は、第2の故郷として生涯心に残る、体験して良いと思った所を知人に話してほしい」と話した。代表して認定証を受け取った
張 京京さん(3年)は「就職活動中で、出来れば東京か山梨の企業に就職して日本に残りたいと思っている。将来は中国に帰ることになると思うが、どこに住むことになっても、山梨に住んでこの目で見て知った山梨の自然やおいしい水、素晴らしい環境を皆に伝えていきたい」と瞳を輝かせていた。
アルバムはこちら