山梨学院パブリシティセンター
平成20年度 大学・大学院・短大・同専攻科
〜「合同卒業式、学位授与式、修了証書授与式」〜
〜創立者賞に加藤・大木・モグス・小澤選手〜

平成20年度山梨学院大学・同大学院、山梨学院短期大学・同専攻科の合同卒業式、学位授与式、修了証書授与式が3月16日、春光うららかな大学古屋記念堂で行われた。今年度の卒業者及び修了者は、大学法学部472名、商学部229名、経営情報学部218名、短大食物栄養科135名、保育科166名、大学院学位記授与者59名、短大専攻科修了者20名の総合計1299名。大学と大学院は古屋忠彦学長から、短大と短大専攻科は三神敬子学長からそれぞれに卒業証書・学位記・修了証書が授与された。在学中に顕著な活躍で大学の名声を高めた学生に贈られる創立者古屋賞には、北京オリンピックに出場した水泳部加藤ゆか(日本チーム米国合宿のため父親代理出席)、世界学生空手個人形優勝の空手部大木格、箱根駅伝2年連続区間新の陸上部メクボ・ジョブ・モグス、女子体重別選手権2冠の柔道部小澤理奈の4選手が選ばれ、それぞれに表彰状と記念品が贈られた。スーツや羽織袴姿などで出席した卒業生は教授と保護者らの拍手に送られ酒折の学び舎から巣立って行った。
古屋忠彦大学長は式辞の中で、「武田信玄は『軽躁なるものを勇豪と見ることを慎め』と教えています。熱しやすく覚めやすい軽躁な人物は、勇猛な強いものとは言えないというのです。現代人には、話題の人を異常なほど持ち上げて騒ぎ立てる反面、何かスキャンダルが出ると寄ってたかってバッシングする人が少なくありません。社会に出て人と接する時には付和雷同的な態度を戒め、強い自立心を保ってほしいと思います。心の中の軽躁を追い払い、沈着冷静に事に当たってほしい」と語りかけ「逆風の吹きすさぶ時代に社会に巣立つ皆さんが、いかなる境遇に遭遇しても、困難や挫折を恐れず、自らの人生を逞しく切り拓くことを祈念します」とはなむけの言葉を贈った。卒業生代表の法学部法学科の小林 希(のぞみ)さんは「ともに切磋琢磨した仲間たちと出会えたことで、私の世界は大きく広がりました。これからの人生のかけがえのない財産です。ニュースを見ると、不況という言葉を聞かない日はないほど先が見えない世の中にあります。そんな中社会に出て行く私たちは、将来必ず困難に直面する場面があると思います。山梨学院で得た知識と経験を礎に乗り越え、社会に貢献していきたい」と凛とした心を表現した。式を終えて卒業証書を手にした卒業生たちは、キャンパス内の21世紀広場で開かれた祝賀パーティー会場に集まり、別れを惜しんで語り合い、お互いのデジカメにお互いの青春の姿を写し撮っていた。
創立者古屋賞受賞者の内、柔道部の小澤理奈さんは「やっと終わったなという感じ(笑い)、今年はキャプテンをさせてもらったんですが、プレッシャーもあって春の関東では負けてしまった。でも、あの負けがあったから日本一になれた、そのおかげで人として強くなれたと思います。卒業後はミキハウスに就職しますが、山梨を拠点に練習に励み、4年後のロンドンオリンピックを目指します」と明るい彼女らしく元気な笑顔で語った。
空手部の大木格さんは「学生世界一・世界空手団体準優勝をとれたのは、素晴らしい環境のおかげ、感謝の気持ちでいっぱいです。卒業後は体育の免許を取るために山梨大学に通いながら空手を続け、来年の世界大会に向けて練習に励んでいきたい」と空手家らしく毅然とした姿勢で沈着冷静に答えていた。
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