山梨学院パブリシティセンター
2009ホッケー日本リーグが開幕
〜山学大男子ホッケー部、開幕試合勝利で発進〜
〜社会人チーム小矢部RED OXから勝ち点〜

「高円宮牌2009ホッケー日本リーグ」が4月11日、男子は山梨学院ホッケースタジアムで、女子は岐阜県グリーンスタジアムでそれぞれ開幕した。男子の舞台となった山梨学院ホッケースタジアムでは、人工芝のフィールドに桜花が舞い落ちる一方、春とは思えない強い日差し中で2試合が行われた。山梨学院大男子ホッケー部OCTOBER EAGLESは、開幕初戦第1試合に登場、社会人チームの小矢部RED OXと対戦した。試合は、伝統の堅守速攻ホッケーで小矢部チームの運動量を上回った山学大が3対2で勝利、勝ち点3で発進した。ホッケーの日本リーグは学生と社会人が同じ舞台で競うリーグ戦。男子は10チームによる総当たり戦、今シーズンは4月・9月・10月に各チームが対戦、上位4チームによるプレーオフを11月に行い最終順位を決める変則長期リーグ戦となる。一方、女子は8チームによる2回総当たり戦、今シーズンは4月に開幕し6月末には順位が決定する短期リーグ戦となる。山学ホッケーチームは男女ともに、日本リーグ上位と学生日本一を目指す。
ホッケーシーズン開幕を告げる初戦は、気温が24度に上昇した午後1時に山学大のセンターパスで開始された。新チームになって初の公式戦、両チームとも慎重にボールを回す静かな立ち上がりとなった。スタンドには山梨学院高と白根巨摩中・白根御勅使中のホッケー部員約100人が詰めかけ、先輩や社会人選手の素早いスティックワークに目を輝かせた。試合が動いたのは前半15分、山学大最初のPC(ペナルティ・コーナー)のチャンス、187cmの長身久保良太(3年 伊吹高)が長いリーチを生かし、ゴール左隅にシュートを決めて山学が先制した。その直後の前半17分、今度は小矢部がPCのチャンス、昨年の全日本選手権MVPの太田翔がお返しの同点シュートを決めて振り出し。山学はここから冷静にボールを回し始め、徐々に試合を支配し始めた。28分に再びPCを得て河合亮平(4年 石動高)がシュート、前半を2対1で折り返した。ハーフタイム、寺本祐治監督は「ディフェンスを頑張れ、サイドのボールは敵に回させて構わない、クロスボールはインターセプトを狙え」と指示。後半の山学は落ち着いた試合運びを見せた。北里謙治(2年 小国高)、千島拓実(2年 皆野高)、西川尚裕(2年 伊吹高)、新人の草野大介(1年 天理高)らの下級生が、上級生と連携して伸び盛りのいい走りを見せた。後半18分に決定的な場面を作り上げ、内海好貴(3年 東白川農高)がシュートを決めて突き放し、25分に1点を許したものの、終始運動量で小矢部をリードして3対2で勝利、勝ち点3を獲得した。明日12日にはSelrio島根との対戦が組まれており、山学男子は開幕2連勝を狙う。尚、山学女子チームは岐阜グリーンスタジアムで天理大と対戦、接戦の末2対3で初戦を落とした。
松村和樹主将(4年 沼宮内高)は「立ち上がり硬くなってしまったが、ペナルティ・コーナーが2本入り自分たちのペースで試合が出来た。まだ十分な状態ではないが勝ててほっとした。今シーズンは優勝を目指すが、一戦一戦しっかり戦ってチームをまとめていきたい」と汗を拭った。
寺本祐治監督は「この時期まだチームは出来ていない、リーグ戦を通じてチームを作っていく。昨年全日本で準優勝したチームから多くの選手が残り、新人も加わって選手層は厚くなった。今年の目標は4年ぶりの学生王座優勝とインカレ優勝、立命館大との一騎打ちになると見ている。肩に力を入れずに淡々と狙う」と視点を学生日本一に見据えていた。
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