山梨学院パブリシティセンター
第61回山梨県高校総体 二日目
〜山梨学院がソフトボール3連覇ホッケー2連覇〜
〜学校対抗、男子は2位か3位、女子は2位確定〜

第61回山梨県高等学校総合体育大会春季大会“高校総体”2日目の14日、夏日・強風の試合コンディションの中で、参加45校の若きアスリートたちが33競技に熱戦を繰り広げた。初日に予想を上回るスタートダッシュを見せた山梨学院高校は、2日目も男女ともに各競技で活躍、学校対抗得点を伸ばした。中でも女子ソフトボールは、準決勝、決勝とも圧倒的強さを見せつけて3連覇を果たし、山梨第1代表として関東大会出場を決めた。同様に、男子ホッケーも圧倒的強さで優勝した。個人種目では、陸上男子5000mで平塚祐三(2年)が優勝するなど、陸上・水泳・空手などで好成績を収めた。2日目が終わった段階で、学校対抗得点争い男子1位は航空で確定、山学と甲工が2位・3位争い。女子は1位甲商、2位山学までは確定、3位に航空が付けている。最終順位は最終日15日午前中に行われるサッカー・ラグビー・登山などの競技結果で確定する。
双葉スポーツ公園グランドで行われた女子ソフトボール、山梨学院高は午前9時半からの準決勝で甲府湯田高を6−0で退け、続けて行われた11時半からの決勝で大月短大附属高と対戦した。この試合で山学のピッチャー田上沙也加(2年)が好投した。ライジングボール・ドロップ・チェンジアップを投げ分け、大月打線に付け入る隙を与えない。打線は3回裏に3番清水琴乃(1年)のレフト線2塁打などで2点、4回裏には2番小林真衣(3年)の満塁走者一掃の2塁打などで4点、5回裏にも1点を加え7−0(5回コールド)で完勝した。遠藤瑞歩主将(3年)は「新人戦では危ない試合をしたが、今回は皆でチームプレーが出来た。レベルの高い関東でしっかり力を出し、全国につなげたい」と笑顔で話した。
山梨学院ホッケースタジアムで行われたホッケー男子、山梨学院高は白根高と対戦した。創部3年目ながら、3月に行われた第40回全国高校選抜ホッケー大会に関東No1校として出場するなど着実に全国区の実力を付けてきた山学は、白根を寄せ付けなかった。開始10分に木田智哉(3年)のシュートで先制(木田はハットトリック達成)したのを皮切りに得点を重ね前半4−0、後半5−0の9対0と圧勝、余裕で関東大会出場を決めた。
小瀬陸上競技場で行われた陸上競技男子5000mに山学駅伝部から平塚祐三(2年)・有泉潤(2年)・手塚祐太朗(2年)の3人が出場した。高い気温と強風に悩まされるレース展開、中盤から韮崎勢と農林勢が交互に仕掛けたが山学勢は動じず3000mまでは有泉2位、平塚4位をキープ。4000mで平塚が一気にスピードを上げてロングスパート、一躍トップに踊り出て2位以下を10m以上引き離す。有泉は農林勢と競り合いながら2位を譲らず粘り切り、1位平塚、2位有泉、3位内藤(農林)の順でゴール、手塚は9位だった。平塚祐三選手は「暑くて風も強く、思ったより体力を消耗した。残り1周半でスパートして最後はペースが落ちたが逃げ切った。関東大会ではインターハイの出場権が取れる6位以内を目指す」とレースを振り返り、関東大会への意気込みを語った。
高校スポーツ最大の祭典は15日午後3時から、小瀬陸上競技場で閉会式を行い3日間の青春スポーツドラマを閉幕する。
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