山梨学院パブリシティセンター
第37回関東学生空手道選手権
〜山学大空手部が強化育成クラブとして初参戦〜
〜女子形の部矢野彩優勝、紺屋沙也乃準優勝〜

第37回関東学生空手道選手権大会が5月24日、東京・八王子市の帝京大学八王子キャンパスで開催された。山梨学院大学空手部は、この春大学13番目の強化育成クラブに指定され、関東No1を競うこの大会に男女合わせて18人が出場した。このうち、女子形の部決勝は矢野 彩(4年 今治明徳)と紺屋沙也乃(2年 聖カタリナ女子)の山学大同志の対戦となり、前年覇者で全日本学生選手権準優勝の主将矢野彩が4−1で後輩の紺屋沙也乃を下し大会2連覇を果たした。山学勢は決勝トーナメントに男子3人、女子3人が進出するなど形の部で好成績を上げた。元世界チャンピオンで昨年の世界空手東京団体銀メダリストの片田貴士監督は「形の演武は力の抜き差しが大切、各選手が個々のレベルを上げた」と評価した。
優勝した矢野 彩(さえみ)選手は「攻めの精神で行きました、まだまだ納得できない部分はありますが、今の自分の力は100%出せたと思います。6月の全日本学生選手権で優勝できるよう、モチベーションを保って練習を重ねます」ときりっとした顔に笑みを浮かべ日々精進を誓っていた。
この大会の山学大は、女子形の部で好成績を残した。出場したのは、決勝で対戦した矢野 彩と紺屋沙也乃に加え、森田 真亜沙(1年 横浜立野)安田 恵美(1年 安芸南)の4人。安田以外は決勝トーナメントに進出した。

女子形の部 決勝トーナメント1回戦(ベスト8、敗者は5位)
矢野 綾  (山学大)5−0 高木 綾乃(青学大)
紺屋 沙也乃(山学大)5−0 川上 春香(青学大)
荻原 知佐(都留文大)3−2 森田 真亜沙(山学大)
松谷 知美 (明大) 4−1 小林 実希(帝京大)

女子形の部 準決勝
矢野 綾  (山学大)5−0 荻原 知佐(都留文大)
紺屋 沙也乃(山学大)4−1 松谷 知美(明大)

女子形の部 決勝
矢野 彩(山学大)4−1 紺屋 沙也乃(山学大)
矢野は昨年に続き2連覇、紺屋は初の準優勝


男子形の部には福田 崇(4年 牛久)長谷川 匠(3年 宇部鴻城)長谷川敬太(2年 山梨学院高)、の3人が出場した。[深澤 竹蔵(1年 甲府第一)は体調不良で欠場]

男子形の部 決勝トーナメント1回戦(ベスト8、敗者は5位)
福田 崇 (山学大)4−1 加藤  葵 (帝京大)
長谷川 匠(山学大)3−2 長谷川 敬太(山学大)
坂下 翔太(帝京大)5−0 杉野  拓海 (帝京大)
大木 貴博(青学大)4−1 安藤  誠 (高崎商大)

男子形の部 準決勝
福田 崇 (山学大)2−3 大木 貴博(青学大)
長谷川 匠(山学大)0−5 坂下 翔太(帝京大)
優勝は坂下翔太、山学大の二人は揃って3位

一方、組手の部には男子7人・女子4人が出場したが、いずれも3回戦までに敗退した。山梨学院大の空手道部は、昨年から2002年の世界チャンピオンで昨年の世界空手東京で団体銀メダルを獲得した山梨学院大チーム(片田貴士・内海健治・大木格)のリーダー片田貴士選手(カレッジスポーツセンター職員)が現役監督として後輩の指導に当たっている。片田貴士監督は「形の演武は力の抜き差しが大切、各選手が個々のレベルを上げた。出来としては悪くなく良く頑張ったと言える。長谷川匠は初出場だったが成長を見せた、もう少し下半身が安定すればもっと良くなる。福田はもう一歩で決勝だったが(2−3の判定)、力の抜き差しが相手の方が上だった。6月の全日本学生に向けて、チームのレベルをさらに上げて行きたい」と大会を振り返った。
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