
第17回関東学生ソフトボール選手権大会兼第44回全日本大学ソフトボール選手権大会(インカレ)関東地区予選会は、30日の雨で日程を順延させ31日に神奈川県相模原市の昭和橋スポーツ広場で2回戦と準決勝の6試合を行った。山梨学院大女子ソフトボール部は、2回戦の筑波大戦を7x−0(6回コールド)、準決勝の東海大戦を10x−3(6回コールド)と共にコールドゲームで圧倒、初年度の昨年は果たせなかったインカレ出場権を創部2年目で獲得した。17人の1年生が加わり一段とパワーアップした山学チームは、明日6月1日午前9時から行われる決勝戦で関東1位代表の座をかけて淑徳大と対戦する。
≪2回戦 山梨学院大VS筑波大≫ 6回コールド
筑波大 |
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山学大 |
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山学大投手 森藤完投 【3塁打】伊藤 【2塁打】岡田2
山学大は2回裏にこの回先頭の4番萩原瑠美(2年 太田市立商)がフォアボールで出塁し2盗、5番岡田佳織(2年 伊奈学園総合)のレフトセンター間2塁打で先制、続く6番伊藤亜美(2年 千葉英和)がライトオーバーの3塁打を放ち2−0、3回裏にも追加点を上げ試合の主導権を握った。先発した森藤真衣(2年 飛龍)は絶好調ではなかったが、ボールを両コーナーに投げ分け、打たせて取るピッチングで危なげなく6回を投げ切った。打線は6回裏に爆発、3番市川奈那美(2年 常葉菊川)のセンター前ヒットと5番岡田佳織の満塁走者一掃2塁打で4点を加え、7−0として6回コールド勝ちした。この時点でベスト4以上が確定、山学女子は越年の念願であったインカレ出場を決めた。
≪準決勝 山梨学院大VS東海大≫ 6回コールド
東海大 |
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山学大 |
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山学大投手 畑迫―高橋―畑迫 【本塁打】岡田 【3塁打】萩原 舛田 小山 【2塁打】岡田 伊藤
山学は1回裏に1番知久幸美(1年 城南静岡)が三遊間安打、2番轟優花(1年 高崎健康福祉大高崎)内野安打、3番市川奈那美一・ニ塁間安打で満塁のチャンスを作り、4番萩原瑠美の走者一掃3塁打などで4点を先制。3回裏には主将岡田佳織のホームランと代打小山友香(1年 淑徳)のタイムリーヒットで2点を追加、一方的な試合になるかと思われた。しかし、5回表に守備が乱れ送球エラーとワイルドピッチで2点を返され、さらに、6回表には3連打で1点を奪われ7−3と詰め寄られた。その裏、打線が奮起し6番伊藤亜美の2塁打と1番小山友香の3塁打で3点を追加し10x−3としてコールド勝ちした。
今年度の大きな目標であったインカレ出場を決めた筑波大戦で完投勝利した
森藤真衣投手は「球が走らず絶好調ではなかった、コースを丹念につく投球を心がけた。野手と岡田の配給に助けられて1試合投げ切れてよかった」と語った。
岡田佳織主将は「筑波大戦は落としてはいけないという思いから、皆少し気負ってしまったが、勝ててほっとした。決勝の相手淑徳大とはここまで1勝2敗なので、しっかり勝ちたい}と話した。
清水正監督は「初のインカレが懸かっているということで、選手は重いものを背負って戦った。終わってみるとコールド勝ちになったが、途中では油断したらやられるという緊張感と重圧感を感じながら戦ってくれた、いい体験をしたと思う。明日は結果はともかく、今持っている力を思い切り出してもらいたい」と重石から解放された選手の躍動を期待していた。
尚、埼玉県東松山市陸上競技場で行われた第52回関東高校サッカー大会準決勝戦で、山梨第1代表の山梨学院高は東京第1代表の帝京高と対戦、延長戦の末に2−1で勝利した。明日6月1日午後1時から熊谷スポーツ公園陸上競技場で行われる決勝戦に進出、栃木代表の真岡高と対戦する。大学ソフト・高校サッカーともに、関東No1の座に挑む。
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アルバム筑波大戦 |
アルバム東海大戦 |