山梨学院パブリシティセンター
競泳ジャパンオープン2009 最終日
〜坂井菜穂子が200m個人メドレーで銀メダル〜
〜山崎ゆか5位、村上優海7位、山崎智史8位〜

競泳のジャパンオープン2009は、東京辰巳国際水泳場で3日目の10種目を行った。最終日も山梨学院大勢は男女ともに健闘した。最初の決勝種目女子200m個人メドレーに坂井菜穂子(3年 東京立正)と山崎ゆか(4年 近大附)の2人が揃って進出した。坂井はスタートから2位をキープ、弱点だった平泳ぎを克服2分13秒87の自己ベストを出し2位でゴール、表彰式で先輩の萩原智子さんから銀メダルを受賞した。山崎ゆかは納得の泳ぎで5位に入った。表彰台が期待させた女子200m平泳ぎの村上優海(1年 市立船橋)は後半伸びず7位に留まった。男子では200m個人メドレーに出場した山崎智史(3年 山梨学院高)が予選で6位となり、夢のA決勝の舞台についに立った、8位に終わったが大きな自信を得るレースとなった。山学勢はこの他B決勝に6人が進出、選手層に厚みが加わったことを立証した。
最終日最初の決勝レース、女子200m個人メドレー決勝に山学大の2人が昨日の400mに続き揃って進出した。2人は、失敗レースだった昨日とは違い落ち着いた表情で入場して来た。予選を2位で通過した坂井菜穂子は5コース、7位通過の主将山崎ゆかは1コースから飛び込んだ。坂井は隣の4コースを泳いだ福田智代を追って終始2位をキープ、弱点だった平泳ぎも練習の成果が出て改善されスピードが落ちなかった。記録は2分13秒87、自己ベストを更新した。山崎ゆかは納得できなかった昨日と違い自分らしい泳ぎで順位を5位に上げてゴールした。坂井菜穂子選手は「昨日風邪で体調が悪い中で400mを泳ぎ切れたのが自信になって今日につなげられた。たまたま2位になれた去年と違い、今年は順位もタイムも狙っての2位、改善中の平泳ぎもうまく泳げた。うれしさ倍増です」表彰台で笑顔を見せた。山崎ゆか主将は「昨日のレースは納得できなかったので、気持ちを切り替えて泳いだ。ベストを出したかったのでちょっと残念だが、自分なりに自分らしく泳げた。夏に向けて収穫があった」主将は視線の先をインカレに向けた。
男子200m個人メドレー決勝、「いつもB決勝なんで、A決勝に残りたい」山崎智史にとっては厳しい練習を3年重ねてつかんだ初の長水路A決勝の舞台。山崎は武者震いをしてレースに臨んだ。最初のバタフライは6位だったが、最後のクロールに力を残すため背泳ぎを省エネで泳ぎ8位に落ちた、平泳ぎを耐え、ラストのクロールは全力で7位を追った、あと一歩まで迫ったが追いつけなかった。タイムは2分02秒20、夢の舞台は甘い舞台ではなかったが山崎智史選手は自信を得た「欲を言えばベストの02秒03を超えたかったが、一つの目標を達成できて気持ち良かった。昨日の400mでも20秒の壁を破る自己ベストが出せたので自信がついた。レベルは高いがインカレでは表彰台を狙いたい」目標をもう一つ上に上げた。
女子200m平泳ぎ決勝、村上優海は午前中の予選を2分27秒82で泳ぎ、予選2位で決勝に進出、表彰台が期待された。しかし、スタートで村上は出遅れた、50m5位で焦ってしまった、リズムに乗れず100m6位、最後は7位、タイムは2分28秒13だった。村上優海選手は「予選よりも遅かった、情けないです。前半遅くて力んでしまい後半伸ばせなかった。泳ぎを安定させて次に臨みたい」唇を噛みしめた。
この他、予選9位から16位の選手が出場するB決勝に6人が進んだ。女子200m個人メドレーの前原優理(2年 山梨学院高)[B決勝8位]。女子50m背泳ぎの亀崎あゆみ(4年 近大附) [B決勝2位自己ベスト]「3日間の中で一番良かった、次につながる」。女子50m自由形の下中千明(1年 北陸大谷)[B決勝1位自己ベスト]「予選は気持ちが負けていた、次は決勝を泳ぎたい」と霜上美智(4年 呉羽)[B決勝6位自己ベスト]。女子200mバタフライの飯窪麻未(4年 山梨学院高) [B決勝5位]。女子200m平泳ぎの鈴木聡美(1年 九産大九州) [B決勝2位]。3日間のジャパンオープンで山学大勢は男女ともに健闘した。特に女子は選手層に厚みが加わり、9月4日から6日に熊本市アクアドームくまもとで開催される第85回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)で創部初の総合優勝を狙える可能性が出てきた。
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