山梨学院パブリシティセンター
平成21年度全国高校総体サッカー県予選
〜山梨学院高がインターハイ連続出場に向け発進〜
〜3回戦から登場、東海甲府高を5−1と圧倒〜

8月に奈良県を中心に開催される“2009近畿まほろば総体”平成21年度全国高校総合体育大会(インターハイ)サッカー競技山梨県予選は6月20日、県内3会場で3回戦の8試合が行われた。第1シードの山梨学院高が3回戦から登場しホームの山梨学院和戸サッカー場で東海大甲府高と対戦した。山梨学院は昨年のインターハイに県代表として初出場し2回戦に進出した他、今年は5月末の関東高校サッカー大会で東京代表の帝京高など強豪校を次々に倒して優勝するなど創部4年目の新興チームながら、関東を代表するチームに急成長した。20日の甲府盆地は最高気温が30度を超え、暑さとの戦いともなったが、山学イレブンは猛暑のピッチを縦横に走り回り東海甲府を寄せ付けなかった。PKによる得点は許したが、ゲームを完全に支配し前半2−0、後半3−1、合計5−1と圧倒した。明日21日に準決勝進出を賭けて石和高・北稜高の勝者と対戦する。
試合が動いたのは前半6分だった。MF陣が東海甲府陣深くに攻め入り、ゴール前に詰めたMF長谷川紫貴(2年)がシュート、右隅のネットを揺らし先制した。山学は高い位置からプレッシャーをかけて相手のボールを奪い、サイドを使って揺さぶる展開で試合を優位に進めた。16分には右サイドからのクロスボールにFW羽東史樹(3年)がうまく反応して蹴り込み、前半を2−0で折り返した。ハーフタイム、吉永一明コーチは「自分たちが目指すプレーをもっとピッチ上で表現しろ、もう一回リセットして35分間集中するぞ」と送りだした。後半7分、MF藤本豊(3年)がペナルティエリア内に鋭く切れ込んで相手の反則を誘いPK、このPKを羽東史樹が落ち着いて右隅に決め3−0とした。しかし、20分にこの試合始めて与えたコーナーキックの際にDF陣がゴール前の競り合いで反則を取られるミス、PKを奪われ1点を返された。このあとの山学は敵陣ゴール前で細かいパスをつなぎチャンスを窺う場面を再三作ったが追加点を奪えないまま2分間のロスタイムに突入、ここから途中出場のFW秋山貴由(3年)がいいプレーを連発した。2分間に2連続ゴールを決めて2点を追加、山学の勝利を決定させた。
≪3回戦 山梨学院高VS東海甲府高≫ 於山梨学院和戸サッカー場
山梨学院高 5
{前半2−0}
1 東海甲府高
{後半3−1}
得点 長谷川紫貴・羽東史樹2・秋山貴由2(山学)  保坂圭二(東海)

試合後吉永一明ヘッドコーチは選手に対し「コーナーを与えて事故を起こした、隙を見せてはいけない。この失敗を心に留めて、皆で失敗と経験を共有して次に向かおう」と話し、報道陣の質問には「新たな戦いが始まった、リセットして戦う。得点を与えたことを糧にして次の戦いに生かしていく」と視線の照準をインターハイ連取に向けていた。
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