山梨学院パブリシティセンター
平成21年度全日本大学ホッケー王座決定戦
〜山学大女子、激闘の末惜しくも連覇ならず“準優勝”〜
〜東海学院大との決勝戦、延長でも決着つかず〜

第28回全日本大学ホッケー王座決定戦は6月28日、岐阜県各務原市の岐阜県グリーンスタジアムで男女の決勝戦を行った。昨年10年ぶりに女王の座に返り咲いた山梨学院大女子は大会2連覇とインカレとの2年連続2冠を胸に王座に挑んだ。2回戦で駿河台大を5−0、準決勝で立命館大を4−0で下し決勝に進出した。相手は西の女王天理大を下して勝ち上がってきた地元の東海学院大、山学にとってはアウェーでの戦いとなった。試合は東海学院に前半0−2とリードされる苦しい展開となったが、後半に2点を返して追いつき延長戦に持ち込んだ。延長戦も押し気味に進めたが2―2のまま決着つかず、PS(ペナルティ・ストローク)戦にまで持ちこまれた激闘の結果は1−3、山学大の2連覇はならなかった。東海学院大の優勝は2年ぶり4回目。男子は立命館大が早稲田大を6−1で下し6年ぶりの優勝で幕を閉じた。
試合は山学大のセンターパスで午後1時に始まった。序盤から山学のペース、8分に李仁敬(4年 松谷女子)のパスを受けた徳島葵(4年 京都すばる)がシュート、しかし枠を捕えられず、山学はチャンスは作るが得点に結びつけることが出来ない。一方、東海は14分に得たPC(ペナルティ・コーナー)を川崎が決めて先制、さらに22分に得たPCも川崎が決めて2−0、少ないチャンスを生かした東海が2点リードして前半を折り返した。サイドが変わった後半、山学は猛然と反撃に出た。開始2分、中畝地里沙(1年 桶脇)からのパスを受けた加藤彰子(3年 横田)がプッシュシュートを決め1点差。26分に得たPCのシュートこぼれ球を徳島葵が押し込み同点に追いついた。さらに山学は猛攻を続けるが追加点が取れず、そのまま延長戦に突入した。山学は延長7分に丁 ナリ(3年 松谷女子)からのパスを加藤彰子がリバースシュートしたがGKに阻まれる。延長戦も終始山学が主導権を握った試合であったが、東海の粘り強いDFに弾き返され得点を入れることが出来なかった。PS戦にまで持ち込まれた試合は、開始から2時間後の午後3時、山学1−3東海という波乱の結果で幕を閉じた。

≪決勝 山梨学院大 VS 東海学院大≫ 於岐阜県グリーンスタジアム
● 山梨学院大 2
{前半0−2}
{後半2−0}
{延長0−0}
{1 PS 3}
2 東海学院大 ○
得点 加藤彰子・徳島葵(山学) 川崎愛2(東学)

徳島葵主将は「先に点を取られ、前半は焦りから自分たちのホッケーが出来なかった。後半は立ち上がりから自分たちのホッケーが出来た。2点を取り返した後も引くことなく攻めたが、決め切れなかった。チャンスをしっかりものにする力を付けなければ」と唇を噛んだ。ジョン・シアン監督は「昨年の王者という重圧の所為か、硬くなって2点を取られてしまった。後半は良く2点を取り返し、なおも攻め続けた。負けた事は残念だが、自分たちのベストゲームをやったと思う。選手は王者のプライドを持って良く戦ってくれた」指揮官は全力でフィールドを駆けた選手の健闘を称えた。
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