山梨学院パブリシティセンター
2009近畿まほろば総体が開幕
〜先陣を切ったテニス女子団体が1回戦を突破〜
〜山梨学院高が島根代表の開星高に快勝〜

高校スポーツ最大のイベント平成21年度全国高等学校総合体育大会“インターハイ”が開幕した。今年は「2009 近畿まほろば総体」の愛称で7月28日から8月20日までの間、奈良県を中心に近畿2府4県で29競技に熱戦が繰り広げられる。山梨学院高からはテニス女子・ソフトボール・ホッケーの3団体競技と個人競技の部に空手形の富田渓介、テニスシングルスの内山真由美、新体操の代永萌加の3選手が出場する。競技開始日の7月29日、先陣を切りテニス部女子が団体の部1回戦に臨んだ。対戦相手は島根県代表の開星高、最初のダブルス戦が大激戦となった。山学の古屋裕美(3年)廣瀬仁香(2年)組と開星の萬代早織・大野光季組が一歩も譲らずタイブレークに突入、山学ペアーが1時間41分に及んだ激闘を制して勝利した。勢いに乗った山学は続くシングルスの2試合も内山真由美(2年)と牛山友実子(1年)が共に勝利し3−0で開成高に快勝、1回戦を突破し2回戦に駒を進めた。
インターハイ・テニス競技は、世界遺産暫定リストに登録された「飛鳥・藤原の宮とその関連資産群」が眠る日本の古代発祥の地、奈良県橿原市と明日香村で7月29日から8月4日の日程で開催される。山学女子チームは神武天皇ゆかりの橿原神宮を参拝、タイブレークになったら勝たせてくださいという願いを込めて98円(*タイブレークの結果は9−8と表示される)を奉納、橿原市運動公園8番コートでの開星高との試合に臨んだ。試合は最初の試合ダブルス戦でいきなりタイブレークとなった。山学の古屋・廣瀬組が先行したが、開星の萬代・大野組が追い上げ、ゲームポイント8−8となりタイブレークに突入した。ここでも山学が先行し開星が追いすがる展開となったが最後は相手がサーブをダブルフォルトして試合終了、必勝を祈願した9−8で勝利した。ダブルス戦の勝利で勢いづいた山学チームは、続いて行われたシングルス第1試合で内山真由美が開星の柿田有香とのラリーの応酬を8−4で制し、この段階で山学の勝利が決まった。シングルス第2試合に登場したレフティーの牛山友実子は1年生ながらフォアハンドも両手打ちのバックハンドも力強いスイング、相手の周藤聡美を終始圧倒8−5で勝利。チームは3連勝で2回戦に進出した。
ダブルスの古屋裕美・廣瀬仁香組の二人は「初戦ということもあって緊張してミスも多かった。タイブレークになってちょっと焦ったが、二人で笑顔を出し合い、一球一球集中してプレーしようと声を掛け合いました」ピンチでも笑顔を忘れなかったペアーは笑顔で試合を振り返った。シングルスの内山真由美選手は「日本航空が優勝するといわれた県大会の決勝で、ガッツで勝利した。技術面では足りない面があるが、メンタル面は誰にも負けない。次の試合も目の前の相手に全力でぶつかっていきます」小柄な体にはファイトが一杯詰まっていた。牛山友実子選手は「先輩たちが2勝してくれたのでリラックスして出来た、ただ大事なポイントのところが良くなかった。次の試合では一本一本集中して相手コートに打ち返していきたい」日焼けした顔をほころばせた。牛山亨監督は「団体戦で一番難しいのがダブルス、競り勝ってくれたのがシングルスにつながった。暑い時期なので選手の体調管理に気を使うが、地元の人たちが非常に協力的、練習コートを確保して頂き今朝は6時半から7時半までしっかり練習して試合に臨むことができた」県や市を挙げて総体の運営に取り組む地元への感謝の気持も表した。尚、山学チームは2回戦で京都代表の京都外大西に力及ばず敗退した。
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