山梨学院パブリシティセンター
全国高総文祭みえ‘09
〜山梨学院高吹奏楽部が華麗なステップを披露〜
〜パレード・マーチング部門文化連盟賞受賞〜

“文化部のインターハイ”第33回全国高等学校総合文化祭が7月29日から8月2日までの5日間「全国高総文祭みえ‘09」の愛称で三重県内の15市町を会場に開催された。「総文祭」は各都道府県代表が日頃の芸術文化活動を発表する高校文化部の一大イベント。今年は中国・韓国・ラオス・ブラジルの高校生も招かれ約2万人が参加した。山梨学院高校吹奏楽部は昨年11月の県大会でマーチングバンド部門の県代表を獲得、2年連続4回目の出場を果たした。初日のパレード参加に続き、31日に行われたマーチングバンド・バトントワリング部門発表会に出場した。伊勢市三重県営サンアリーナに全国から55団体2140名が結集、山梨学院は羽根飾りのついた黒ハットと白と黒のコスチュームでアリーナに登場した。演奏タイトルは[We can do it!!]。今年はチアリーダー部の10人が加わり総勢60人の大編成、直前まで甲子園出場を決めた野球部の応援に時間を割き、練習出来なかった事を感じさせない見事なステップと演奏を披露し観衆を魅了、パレード・マーチングバンド部門ともに文化連盟賞を受賞した。
マーチングバンド・バトントワリング部門の発表は、30m四方のフロアを一杯に使ったダイナミックなマーチング演奏・演技と、華やかなバトン演技の共演となる。三重県営サンアリーナは色とりどりのコスチュームに身を包んだ高校生パワーの熱気に包まれた。山梨学院は16番目に登場、演奏曲目は喜劇「ロシアの皇太子」セレクション。立ち上がりは緊張感から動きはやや硬かったが、部員たちは次第に表情を和らげ、横一列の体形を作り、そこから四角形、さらに菱形に変形、次々と陣形を変えていく。最初の見せ場はアルトサックスのソロ、しっとりした音色がアリーナ全体に響き渡った。中盤はゆっくりしたリズムでラインの美しさを強調、チアリーダー部の10人はバトンを旗に持ち替え大きく振って一体化、終盤はパーカッションの激しい音出しを合図にアップテンポに変調、軽快な動きでフロアを移行、全員で「ハイ・ハイ・ハイ・ハイ」と声を発して勢いをつけ、最後はフロアに膝をつきながら右手を高く突き上げ、大きな掛け声とともに6分間の演技を終了した。
ソロパートを担当したアルトサックスの小林みのりさん(3年)は「とても緊張したけど、ちゃんと演奏できてよかった。去年より成長した自分を見せることが出来たのではないかな〜」と笑顔を見せた。中山裕介主将(3年)は「野球部の応援演奏と8月2日の(山梨県吹奏楽)コンクールの練習と三重となり、直前は練習する時間がなかったが、インターハイ激励会の練習が生きて皆よく頑張ってくれた。コンクールでも甲子園でもみんなで力を合わせていい演奏をしたい」とホッとした表情で話した。チアリーダー部の望月美沙都さん(2年)は「総文祭に出させてもらえたし、甲子園にも行けることになって最高の夏。秋の県大会で自分たちも優勝して、吹奏楽部とチアリーダー部全員で来年の宮崎に行きたい」とこちらも笑顔だった。顧問の渡邊正樹教諭は「7月14日にインターハイ激励会が小瀬の武道館であり、そこで演奏演技を披露するために1週間練習したことが非常に生きた。通し練習ほとんどなしで本番を迎えたが、ぎりぎりだった去年よりは生徒は落ち着いて臨んでくれた。11人の3年生が下級生を引っ張ってくれた」と超多忙なスケジュールを気持で乗り越えた3年生のリーダーシップを称えた。
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