
山梨学院高校生徒会(穐山大輔生徒会長)は8月3日、同校前庭で第91回全国高等学校野球選手権大会の壮行会及び出発式を行った。山梨学院高校のある甲府市酒折は前日までの天候とは打って変わり、まるで甲子園出場を祝福するかのような青空と強い日差しが照りつけていた。全野球部員は、吹奏楽部の演奏と全校生徒の手拍子に迎えられ、山梨県大会の優勝旗と優勝盾を持った選手の先導で入場。壮行会では古屋忠彦校長や大会関係者、学校関係者から選手に激励の言葉がかけられ、野球部の羽田翔主将が甲子園への意気込みを語り、応援する側・プレーする側の心が一つになり、全国制覇に向けて気持ちを新たにした。壮行会終了後、選手一同はバスに乗り込み、全校生徒の拍手とエールに見送られ、郷土の誇りを胸に決戦の地“甲子園”に向け出発した。
壮行会は、全校生徒約900人の見守る中、吹奏楽部の演奏と全校生徒の手拍子に迎えられ全野球部員が揃いのチームウェアで入場。会場には、応援委員が持つ巨大な団旗が翻り、県大会の優勝旗と優勝盾が飾られ、さらに県大会での対戦校から託させた熱い思いのこもった千羽鶴も掲げられた。
挨拶の中で
古屋忠彦校長は「甲子園では、今まで以上に気合いを入れ、山梨県の代表として素晴らしい試合になるよう頑張ってきてください。」と選手を激励。山梨県高等学校野球連盟を代表して
望月正人副会長が「甲子園大会においても山梨県大会同様に最後まで諦めずに全国制覇を目指してください。」と選手を鼓舞した。また、朝日新聞甲府総局の
山之上玲子総局長は「甲子園の様々な喜びや楽しさ、緊張感などを感じ、良い経験をしてきてください。元気いっぱいプレー出来るよう心から祈っています。」と選手にエールを送り、山梨学院高校PTAの
藤原雅彦会長が「高校野球の魅力は、グラウンドでプレーする選手とスタンドで応援する者とが一体になって作るドラマにあります。選手は、応援している全ての人に感謝の心を持って悔いなくプレーし、私たちも一戦必勝の気持ちで応援にも全力投球します。」と選手を激励するとともに応援する側としての決意を語った。さらに、全校生徒を代表し
穐山大輔生徒会長は「甲子園でプレーし応援することが共有の財産になります。この高校は地域に支えられ多くの人に見守られています。山梨県の野球ファンの注目の的になっているので、持てる力を十二分に発揮して最高の夏にしてください。」と選手にエールを送った。
関係者の挨拶や激励に続き、田中信幸野球部長がベンチ入りする18人の選手を紹介。選手や監督に山梨学院中・高の生徒会から激励の花束などが贈られた。
選手を代表し、
羽田翔主将が「一戦一戦全力でやり、全国制覇を目標に頑張りたい。」と決意を誓った。この後、全校生徒が吹奏楽部の演奏やチアリーダー、応援委員を先導に、甲子園での必勝を祈り選手や監督らにエールを送った。
壮行会を終え、エースの
山田祐也選手は「全国で勝つために山梨学院に入学しました。みんなで力を合わせて甲子園で勝ちたい。」と意気込みを語り、ベンチを支える
平松茜マネージャーは「甲子園でもみんなをサポートし、いつも通りのプレーが出来るよう、自分の出来ることを精一杯頑張りたい。」と笑顔で語った。また、
田中信幸野球部長は「選手は優勝におごることなく、次に向かって良いスタートがきれている。甲子園に向け、けが人や病人もなく充実した練習ができた。」と述べた。
壮行会終了後甲子園に向けての出発式も行われ、吹奏楽部が演奏する「栄冠は君に輝く」(全国高等学校野球大会歌)をBGMに選手たちはバスに乗り込み、全校生徒や関係者の拍手・エールに見送られ、決戦の地“甲子園”に向けて出発した。
山梨学院高校は8月4日10:30〜11:00に甲子園球場で公式練習を行い、5日の組合せ抽選会に臨む。第91回全国高等学校選手権大会は8日に開幕し、全国各地の予選を勝ち抜いた49校が「深紅の優勝旗」を目指し、郷土の誇り・プライドをかけ甲子園球場を舞台に熱い戦いを繰り広げる。(Y.Y)
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