山梨学院パブリシティセンター
平成21年度新司法試験合格者発表
〜山梨学院大法科大学院から過去最高の合格者〜
〜南アルプス市出身の神田美穂さんら12名〜

平成21年度新司法試験の合格者が9月10日、法務省から発表された。法科大学院修了者を対象にした今年度新司法試験合格者は、受験者総数7392人に対し最終合格者は2043人、合格率は過去4回で最低の27,64%となった。このうち、山梨学院大学法科大学院からは46人が受験し12人が合格した。昨年の7人を大きく上回り、一昨年の10人を抜く過去最高の合格者を輩出した、合格率は26,09%だった。法科大学院別合格者数のトップは東大の216人、2位 中大162人、3位 慶大147人、4位 京大145人、5位早大124人までが3ケタ合格だった。合格率で見た場合のトップは一橋大の62,88%、2位 東大、3位 京大、4位神戸大、5位 愛知大の順。山梨学院大法科大学院は、合格者数で見ると74校中35位、合格率で見ると19位、私学順位で見ると9位と大いに躍進した。合格者の一人、南アルプス市出身の神田美穂さんは発表後、母校を訪れ恩師と喜びの握手を交わした。
今年の合格者2043人の平均年齢は28,84歳、最高年齢55歳、最低年齢24歳。性別は男性1503人(74%)、女性540人(26%)。合格者の司法試験受験回数は1回目1275人、2回目597人、3回目171人であった。山梨学院大法科大学院の合格者12人のうち法学部を卒業した法学既習者が対象の2年制コースを修了した人は8人、法学未習者対象の3年制コースからの合格者は4人であった。合格者の一人、神田美穂さんは南アルプス市出身、巨摩高→都立大→山学大法科大学院と進んで今春修了した26歳。この2年間は酒折の大学寮で毎日10時間以上の猛勉強を重ねて日本で最も難しい試験に合格した。神田美穂さんは「論文試験の出来が良くなくて受かると思わなかったので、びっくりしています。1年間の司法研修を終えたら巨摩高時代に思い始めた弁護士の道を歩みたい」と話した。74法科大学院の中で、合格者数では35位(昨年47位)、合格率だと19位、私学順位9位(昨年29位)という素晴らしい実績について荒牧重人法科大学院研究科長は「学生の努力が何よりも最大の要因。教員団の熱心な指導と、学生の自主勉強組織である梶法会などの受験サポート体制の総合的取り組みが結果につながった」と話した。その一方で「合格者が多いことは好いことだが、ただ合格者が多ければそれで良いということではない。法曹界の現場に出た卒業生が社会正義・社会貢献の信頼を得るようになって初めて山梨学院法科大学院の評価が決まると思っている」と感想を述べた。(M、I)
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