
今年7月に東京オリンピック・パラリンピック招致委員会と連携協定を締結した山梨学院大学は、9月23日、東京都渋谷区の原宿表参道において「TOKYO2016開催都市決定応援大パレード」に参加した。このイベントは、招致委員会と東京都が主催し、10月2日のIOC総会で2016年のオリンピック開催都 市が決定することから、更なる招致気運の高揚と国民の開催熱意を国内外にアピールすることを目的とし、招致委員会会長の石原慎太郎東京都知事や招致大使を務めるタレントの萩本欽一さん、山本博さんらオリンピアン、協力団体やアスリート団体、企業などから約2000名が参加し実施された。山学大は空手道部・ホッケー部 ・チアリーダー部の学生計23名が学生アスリートとして、連携協定校の専修大学・東京女子体育大学・筑波大学・日本体育大学・流通経済大学とともに参加した。
参加者らは、昼過ぎから原宿表参道をパレードし、沿道に詰め掛けた国民や国内外のメディア、観光客などに2016年オリンピック・パラリンピック東京招致のアピールを行った。
昼前までは厚い雲に覆われていた東京原宿もパレード開始時の12時過ぎには秋晴れの青空が広がり、45年前の東京オリンピック開会式を彷彿とさせた。
パレードに先立ち、12時05分からオープニングセレモニーが行われ主催者を代表して東京オリンピック・パラリンピック招致委員会会長の
石原慎太郎東京都知事が「10月2日にコペンハーゲンで開催都市が決定します。この東京が開催都市となり、子どもたちの心に留まるドラマを遺産として残したい。日本人の想いが伝わるよう、最後までよろしくお願いします。」と挨拶した。また、
萩本欽一さんは「熱い胸のうち、熱い情熱をコペンハーゲンに届けましょう。」と元気に挨拶し、アーチェリー・アテネ大会銀メダリストの
山本博さんが「日本の文化が世界に表現できれば日本にオリンピックが来ます。中高年の星として2016年のオリンピック出場を目指します。」と力強く語った。この後、石原都知事や山本博さん、武田美保さん、萩本欽一さん、水前寺清子さんらセレモニー参加者が東京消防庁音楽隊の1964年東京五輪開 会のファンファーレに合わせテープカットを行った。
パレード第1部では、企業やアスリート団体などがグループごとに順次、神宮橋交差点をスタート。山学大を含む連携大学は、12時37分にパレードをスタートし、各大学はそれぞれのクラブのユニホーム姿で東京招致をアピール。山学大からは空手道部・ホッケー部・チアリーダー部、スクールマスコットのアルティ& ベッキーが参加し、山梨学院の幟や小旗を振りながらパレードし、途中、空手道部が演舞を行うなどしてアピールし観客を沸かせていた。
パレード第2部では、オリンピック・パラリンピックバナー隊と山本博さん、武田美保さん、吉原知子さんらオリンピアンがセグウェイに乗って先導し、吹奏楽団や竿燈、よさこい、チアダンス、民謡音頭などのパフォーマンス団体がパレードを行い東京招致をアピール。パレードの締め括りは、
水前寺清子さんを先頭に「365歩のマーチ」に合わせ学生アスリートが大学の垣根を越え、沿道の観客や報道陣に手を振ったり写真撮影に応じたりしながらパレードを行った。
パレードに参加した山学大ホッケー部の
緑川希望さん(経営情報学科・3年)は「とても盛大で緊張しましたが、日本の代表として参加出来て光栄です。ホッケーはメジャーな競技ではないので、オリンピックでは良い結果を残し多くの人に知ってもらいたいです。」と緊張な面持ちで語り、空手道部の
大澤郷さん(政治行政学科・3年)は「このような盛大なパレードに参加させていただいて光栄です。空手もオリンピックの競技として実現されたら嬉しいです。」と話した。また、チアリーダー部の
丸山郁美さん(短大保育科・2年)は「沢山のお客さんが、手を振ってくれたので嬉しいです。2016年に日本でオリンピックが開催されたら、日本の選手全員に頑張って貰いたいです。今から楽しみです。」と笑顔で語った。
山学大は、7月の連携協定以降2016年のオリンピック東京招致を目指し、地元山梨からムーブメントを起こすべく山梨県内のショッピングモールで東京招致を周知するため、山梨県ふるさと特使の萩原智子さんや学生が、ピンバッチやパンフレットを配布し、さらに大学内にPRのための幟を掲出したり、山梨学院広報 スタジオに特設ブースを設置する等してきた。2016年のオリンピック開催都市は、来月10月2日にデンマーク・コペンハーゲンで開かれる第121回IOC総会で決定される。(Y.Y)
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