山梨学院パブリシティセンター
関東大学ラグビーリーグ戦開幕
〜山梨学院大2部開幕カードで国際武道大を圧倒〜
〜“シャンパンラグビー”で1部復帰を目指す〜

ラグビーの関東大学リーグ戦グループ2部が9月27日開幕した。山梨学院大ラグビー部は東京・八王子市の拓殖大グラウンドで今シーズン最初の相手校国際武道大と対戦した。試合は山学大が開始4分に大嶋崇嗣のトライで先制、武道大に2トライ、1PGを許したものの、ニュージーランドからの留学生マーフィー・レイルアが4トライを決めるなど、前後半で8トライを奪い49対15で国際武道大を圧倒した。昨シーズンの山学大は、優勝した立正大、2位の専大と接戦を演じながらも4勝3敗で4位となり入れ替え戦出場を逃した。今シーズンは武道大の後、東洋大・国士館大・国学院大・立正大・専修大・埼玉工大の順に対戦する。終盤の3連戦が入れ替え戦出場の1位・2位への正念場となる。山学大はサポートするプレーヤーが泡の如く次々に湧き出でる“シャンパンラグビー”を完成させ、全員ラグビーで念願の1部復帰にトライする。
今シーズンの山学大は、8月16日から30日までの2週間の菅平夏合宿の後、甲府に戻ってからも合宿を行い、社会人チームや法政大との合同練習などを通じて体力面の強化を図り、ライバル校との戦いに備えモールやラインアウトの精度を高めることなどに取り組んできた。開幕戦には主力組のテピタ・レポロ(4年 ニュージーランド)と田中光(3年 新発田農)らをケガや国体出場で欠いたが、金野新(ロック 釜石工)、茂手木亮(フランカー 日川)、大嶋崇嗣(右ウイング 国学院栃木)の3人の1年生を先発起用して新戦力をデビューさせるなど、現時点で組める最強メンバーで戦いに挑んだ。

試合が動いたのは前半4分だった。ナンバーエイトのマーフィー・レイルア(2年 ニュージーランド)がブラインドを抜け出してラックを作り、右に大きく展開、右ウイングの大嶋が走り切り先制トライを挙げた。13分にPKを決められたが、直後の14分と24分にマーフィーが2連続トライを奪い引き離した。しかし、32分に武道大の俊足TB銘苅真吾にタックルを次々にかわされてトライを許した。この場面では山学ディフェンスの甘さが課題となった。40分にゴール前ラインアウトからモールを作りマーフィーが持ち込み20−10で前半を折り返した。

後半は大差がついた。8分にフルバック森山健太(2年 明和県央)がトライを決めて差を広げた。14分に武道大に1トライ返されたが、16分スクラムハーフ小内達弘(3年 熊谷工)、23分プロップ後野勇太(3年 神奈川総産)、29分左ウイング松川拓哉(3年 甲府工)、38分マーフィー(4トライ目)と次々にトライを奪い、49−15としたところでノーサイドの笛が鳴った。

○ 山梨学院大 49
{前半20−10}

{後半29− 5}
15 国際武道大 ●

徐 哲英主将(4年 東京朝鮮)「オフェンス面では留学生の個人技に頼り過ぎ、意図的な攻撃が少なかった。ディフェンス面ではセットが遅くて崩された。バックスの連係ミスもあった。一番の課題はディフェンス、体が小さい分低いタックルをしなければいけない。昨年はチームのピークを早い時期に持って行き過ぎた。今年はピークを最後の3連戦に持って行き、1部復帰に挑む」。
吉田浩二監督「今日の収穫は勝ったということだけ、ディフェンスをしっかりやらなければいけない。タックルが甘く、相手に崩された時の連係も悪かった。スクラムももっと押さなければいけない。ディフェンス面は今日のゲームで現れた反省材料を練習でしっかり修正して行く。オフェンス面は、今年強化的に取り組んで来たモールプレーの完成度を高めることなどに努めていく。昨年から、サポートするプレーヤーが泡のように次々に湧き出るシャンパンラグビーをテーマに掲げているが、今年はこれを完成させる年と位置付けて上を目指す」。

山学大の今後のスケジュールは10月4日東洋大(熊谷ラグビー場)、18日国士館大(拓大グラウンド)、25日国学院大(御勅使南グラウンド)、11月7日立正大(熊谷ラグビー場)、14日専修大(日大稲城グラウンド)、29日埼玉工大(熊谷ラグビー場)の予定。上位争いは混戦が予想され、山学大は全員で支えるシャンパンラグビーで1部復帰を目指す。(M.I)
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