
山梨学院国際交流センターは、9月30日に中国・南昌大学の短期留学生歓迎会をキャンパス内のカフェテリア・プルシアンブルーで行った。
南昌大学は中国・江西省南昌市にあり、山梨学院大学とは2004年に姉妹校提携・単位互換協定を結んでおり、今年は男子学生5名、女子学生10名の計15名の学生が短期留学し、2010年2月までの約4ヶ月半滞在する。歓迎会には、短期留学生や関係教職員の他、既に短期留学生たちと交流している法学部の原百年ゼミナールの学生も参加し終始和やかな雰囲気の中で行われた。また、外国人留学生として既に在籍している学生も参加し、留学の「先輩」として日本の文化や生活様式などを指南していた。短期留学生たちは、滞在中、20単位の単位取得を目指すほか、日本語能力試験の受験にも挑戦する。
歓迎会では山梨学院国際交流センターの小笠原高雪センター長が開会の言葉を述べ、歓迎の言葉として法人本部の
川手千興顧問が「日本に入国して2週間が経ちますが、日本の自然風土や生活習慣、社会環境が中国と大分違うと感じた人がいるかもしれません。留学生同士、共に学び、共に語り、共に助け合い充実した生活を送り、日本人学生とも深い交流をして、学んだことを中国で活かせるよう見聞を広めてください。」と語り、留学生にエールを送った。
また、南昌大学の引率教員の
付琴先生が「美しい日本に来ることができ嬉しく思います。初めて日本の土を踏んで心細いですが、温かい歓迎を受けて感謝しています。学生が早く日本の生活に慣れるようサポートしていきます。」と語った。
歓談時間には、留学生たちは参加した教職員や日本人学生と出身地のことや中国の文化、山梨の自然などを日本語で会話し、積極的にコミュニケーションを取っていた。歓迎会の後半には、留学生一人一人が自己紹介と抱負、日本に来て感じたことなどを話し、今後の留学生活の決意を誓った。
法学科に所属する
徐君茜(ジョ クンシ)さんは「私は2週間でこの学校とこの学校の人が好きになりました。高校時代に日本の環境問題に対する姿勢を学び感心し、日本に興味を持ちました。山梨学院大学の先生方はとても熱心に指導してくださるので、もっと上手に日本語が話せるようになりたいです。」と力強く語り、現代ビジネス学部に所属する
李娜(リ ナ)さんは「日本に来る前は日本人と中国人は変わりないと思っていました。しかし、原先生のゼミ生と交流して、とても真面目で独立心があり驚きました。経済が不況な今、中国と日本がお互い協力し、理解し合うことが若者たちの課題だと思います。」と国際交流の重要性を訴えた。
閉会時には、法学科で「中国の経済と法」を担当する西村幸次郎先生が中国語で挨拶を行い、有意義な歓迎会を締めくくった。
15名の短期留学生は、滞在期間中、総合基礎教育科目や専門教育科目などから計20単位の単位修得を目指し、さらに12月に行われる日本語能力試験にもチャレンジし、日本語能力の上達や専門知識の習得に努める。また、日本文化への見識を広めるため、休日を利用して県内の農産業や観光資源などの視察や東京観光なども予定している。(Y.Y)
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