第9回関東学生女子ソフトボール秋季リーグ戦は10月12日、埼玉・毛呂山町大類ソフトパークで1部リーグ最終戦を行った。優勝争いは4戦全勝で来た淑徳大と3勝1敗の山梨学院大との直接対決に持ち込まれ、山学大が6-3で淑徳大を下した。両者が4勝1敗で並び、直接対決に勝利した山学大が優勝に輝いた。山学大は立ち上がりに1点を失ったが、直後に5安打を集中させ2点を奪い逆転、3回に4点を追加してリードを広げ勝利した。山梨学院大女子ソフトボール部(愛称RED SWANS)は昨春強化育成クラブとして誕生、春季リーグ3部優勝、秋季リーグ2部優勝、入れ替え戦勝利で1部に昇格。今春のリーグ戦は2位、秋季リーグで1部初優勝、チームは創部2年目で最初の勲章“関東”を獲得した。
【関東学生女子ソフトボール参加チーム】(春季時順位)
〈1部〉淑徳大、山梨学院大、東海大、城西大、城西国際大、関東学園大
〈2部〉清和大、筑波大、新島学園短大、国際武道大、文教大
〈3部〉順天堂大、埼玉大、茨城大、日大生物資源科学部
ソフトボールの関東リーグ戦は春季リーグと秋季リーグの年2回開催、今年の秋季リーグは10月10日から12日の短期決戦日程で埼玉県毛呂山町・鶴ヶ島市で行われた。山学大は1日目東海大戦7-0(5回コールド)、城西国際大戦8-2、2日目の3試合目城西大6-3と3連勝したが、4試合目の関東学園大戦は0-1で敗れ、3勝1敗で4戦全勝の淑徳大との最終試合に臨んだ。
≪関東学生女子ソフトボール秋季リーグ最終戦 山梨学院大 VS 淑徳大≫
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
淑徳大 |
1 |
0 |
0 |
2 |
4回時間切れ
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3 |
山学大 |
2 |
0 |
4 |
× |
6 |
山学大投手: 森藤―畑迫 淑徳大投手: 関根―檜山
2塁打:岡田・萩原
淑徳大の先発関根有希(3年) とリリーフの檜山千紗(3年)の2人は、6月のインカレ関東予選決勝で淑徳大に0-1(延長10回タイブレーク)で敗れた時の相手、山学女子は雪辱を胸に2人に挑んだ。1回表に1点を失ったが、その直後に5安打で2点を奪い逆転。3回には4番岡田佳織(2年 伊奈学園総合)の2塁打、5番萩原瑠美(2年 太田商)の2塁打、打線の繋がりと相手ミスで一挙に4点を獲得した。先発森藤真衣(2年 飛龍)、リリーフ畑迫遼子(1年 千葉経大附)の投手リレーで淑徳打線を3点に抑え、大会規定により4回時間切れ6対3で勝利した。
第9回関東学生女子ソフトボール秋季リーグ戦 最終順位
1位 山梨学院大(初優勝)、2位 淑徳大、3位 城西大、4位 東海大、
5位 関東学園大、6位 城西国際大、
清水正監督「3部からスタートした創部2年目のチームが、春に1部に昇格し、年内に優勝することは容易ではない。それを成し遂げてくれた選手たちにとにかく感謝したい。しかし、チームの目標はあくまでも日本一、来年度に向けてさらに強化を進めていきたい」。
岡田佳織主将「私達の目標の1つを達成できて嬉しいです。繋ぐバッティングが出来たことやベンチを含め、チームが一団となって戦えたことが勝因だと思います。未熟な部分ばかりなので、来春のリーグ戦も優勝できるよう、これからも頑張っていきます」。 (M.I)
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