山梨学院パブリシティセンター
やまなし留学生スピーチコンテスト
〜山梨の大学で学ぶ留学生が日本語発表力を競う〜
〜山梨学院大で学ぶ劉 恵さんが特別賞受賞〜

第6回やまなし留学生スピーチコンテストが11月29日、山梨大学赤レンガ館コミュニティーホールで行われ、外国人留学生38人が日本語の発言能力を競った。コンテストに参加したのは、山梨県内の5大学(山梨学院大12名・山梨大9名・都留文科大9名・英和大6名・県立大1名)で学んでいる中国・韓国・ベトナム・スリランカ・モンゴルからのアジア人留学生。それぞれの思いを込めた日本語で勉強の成果を発表した。審査の結果、山梨学院大で学ぶ劉 恵(リュウ ケイ)さんが特別賞を受賞した。なお優勝は、山梨学院大で4年間学び、この春山梨大大学院に進んだ中国人留学生袁 芳(エン ホウ)さんが受賞した。
このコンテストが始まったのは6年前、山梨県内の大学で学ぶ留学生に勉強の成果を発表する場をと始まった。最初の年の参加者は15名だったが、年々参加学生が増え、今年は40名(2名欠場)がエントリーした。今年のスピーチテーマは私の「座右の銘」、一人の持ち時間は5分以内。参加者の中には日本に来てまだ1ヶ月の学生もいれば在日年数5年7ヶ月の学生も。それぞれがそれぞれの思いを精一杯込めた日本語で、自らの座右の銘を熱く語った。

特別賞を受賞した劉 恵さんは山梨学院大で学ぶ北京語言大学からの留学生、2008年の北京パラリンピックで見た体の不自由な人のインタビュー「他人のためではなく、自分のために残された力でベストを尽くす」という言葉に感動した話を織り込み、ベストを尽くせばいつか自分に返ってくるという意味を込めた『何故、ベストを尽くさないのか』という座右の銘を良く通る声でスピーチ、たくさんの拍手を受けた。劉 恵さんは「参加できて大変うれしく思います。最後ちょっとミスしたのは悔しいけれど、精一杯頑張りました。参加した人全員がNo1になったと思います」と話した。
優勝した袁 芳さんは山梨学院大商学部で4年間学び、この春山梨大大学院に進んだ。袁 芳さんは「自分の座右の銘は厳しい冬に耐えて花を咲かす『桜の木のように生きる』です。山梨学院大学でたくさん教えて頂きました、山梨大大学院であと1年勉強して卒業したら、中国に帰り日本語教師として架け橋になりたい」と語った。

スピーチコンテストのあと、一堂に会する機会の少ない留学生のためにレセプションが開かれ、日本の遊び「あやとり」をきっかけにして交流を深めた。表彰式で前田誠一郎審査員は「非常によく練習して来て、レベルが高くなったと実感しました。自分の人生を自分の手で切り開こうという留学生の皆さんの気持がよく伝わってきました。日本人の学生に聞かせてやりたい、感動しました」と好評の言葉を結んだ。 (M.I)
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