山梨学院パブリシティセンター
日本学生氷上競技選手権 3日目
〜山梨学院大女子の2年ぶり総合優勝が確定〜
〜歸山麻衣1500mも優勝、長距離2冠〜

第82回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)3日目、日光市霧降スケートセンターでスピード競技男女1500mと男子10000mなど5種目が行われた。2年ぶりの総合優勝を目指す山梨学院大女子は、前日の3000mを制した1年の歸山麻衣がこの日の1500mでも優勝、長距離2冠に輝いた。前日にスプリント部門2冠を獲得した4年の郷亜里砂ら上級生と歸山ら下級生が力を合わせ、個人競技の優勝を山学大が独占した。女子は3日目の段階で2位の日体大に17点の大差をつけ、明日の2000mリレー・チームパシュートレースを待たずに2年ぶり4回目の総合優勝を確定させた。1部に復帰した男子は、襲田衡俊らの健闘で5位につけて1部残留が確定的になった。






≪女子1500m 歸山 麻衣(きやま まい 1年 駒大苫小牧)≫
女子1500mは9組18人で競われた。歸山麻衣は7組で大森亜珠香(大東大)と同走した。この二人は高校時代からのライバル、昨年のインターハイで同走した時は競り負け、大森が優勝、歸山は3位だった。共に大学に進学、初対決となったこの日のレースでも激しく競り合った。歸山が終始1歩リードする展開で最後まで競り合い、優勝と準優勝を分け合った。
歸山麻衣選手「チームの目標が完全優勝、昨日までの3種目は全て優勝しているので、プレッシャーがきつかった。大森さんとは走る前に声を掛け合い『ホームストレートで競い合って滑ろう』と話し合ってレースに臨んだ。ラスト1周はきつかったが、大森さんが来ていたので懸命に粘った。2人で競り合ったのが勝因、責任を果たせて本当に良かった」2冠を取れたのは同学年ライバルのおかげと笑った。
女子1500m成績

順位

選手名

所属名

タイム

優 勝

歸山 麻衣

山梨学院大

2分08秒45

2 位

大森 亜珠香

大東文化大

2分08秒77

3 位

藤村 あゆみ

日本体育大

2分09秒08

4 位

谷戸 仁美

大東文化大

2分09秒21

5 位

藤村 祥子

日本体育大

2分09秒66

6 位

小島 早織

山梨学院大

2分11秒19

7 位

土田  愛

山梨学院大

2分12秒15


山学大男子の成績
[1500m] 小野翔太(2年 白樺学園)16位、近藤邦彦(4年 本別)18位、田中翔太郎(3年 山梨学院高)21位  [10000m] 襲田衡俊(3年 日光)11位
川上隆史監督「大会前は信州大、日体大、大東文化大との厳しい優勝争いと予想していた。初日に4年生が引っ張ってくれたので、1年生が思い切ったレースをすることが出来た。今日の1500mは各大学の力が拮抗していてどこが勝つか分からなかったが、1年の歸山が競り勝ってくれた。結果的に個人種目は全て優勝、2位に大差をつけ3日目の段階で総合優勝を決めることが出来た。明日の団体競技に勝つと、まだどこの大学も成し遂げていない全種目完全制覇優勝ということになる。全員の力を合わせて挑みます」指揮官は完全優勝に目を向けた。

大会4日目の最終日は、男女2000mリレーとチームパシュートレースの団体競技が行われる。山学大女子は2位の日体大に17点の大差を付けてリードしており、仮に2レースとも山学大が転倒し、日体大が両レースとも優勝したとしても追いつかないため、山学大の2年ぶり4回目のインカレ総合優勝が確定した。また。今シーズン2部から1部に復帰した男子は、3日目の段階で5位につけ1部残留を確定的にした。 (M.I)
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