
山梨県は1月19日、報道機関・県関係者で構成する選考委員会を開き、第88回全国高校サッカー選手権で山梨県勢初優勝を成し遂げた、山梨学院高校サッカー部の山梨県イメージアップ大賞表彰を決めた。県イメージアップ大賞は、スポーツ、芸術、文化などの分野で、その活躍が全国に紹介され、山梨県のイメージアップに貢献したと認められる個人または団体を表彰するもの。横内正明知事は、午後4時前に山梨学院和戸第1サッカー場を訪ね、部員代表の碓井鉄平主将に県産材の唐松で製作した木製の表彰状を贈った。横内知事は「県民に感動を与え、県のイメージアップに大きく貢献してくれた。選手はさらに技術を磨き人間としてさらに成長してほしい」と語り、碓井主将は「自分たちの成果が山梨県の役に立ち嬉しく思います。ピッチの中だけでなく、ピッチの外でも模範となるよう努力します」とお礼を述べた。
表彰式はフィールドのセンターサークルで行われ、1年生から3年生の部員全員がサークルを丸く囲み、横内知事から碓井主将に表彰状と目録が贈られた。木製の表彰状には“スピード感あふれるサッカーで全国の強豪を次々に破っていく姿は、県民にあつい感動と夢を与えてくれた”などの文面が並び、一文字一文字が丁寧に彫り上げられていた。
横内正明知事は「全国制覇は、山梨県の高校サッカー界と県民が長年待ち望んで来たもの、皆さんの健闘に感謝したい。横森監督は30年ぶりの雪辱を果たされた。このたびの優勝は県民に感動を与え、県のイメージアップに大きく貢献してくれた。選手はさらに技術を磨き人間としてさらに成長してほしい」とイレブンと監督の健闘を称えた。
碓井鉄平主将は「大変ありがとうございます。自分たちの成果が山梨県の役に立ち嬉しく思います。ピッチの中だけでなく、ピッチの外でも模範となるよう努力します。これからも応援よろしくお願いします」とお礼を述べた。表彰式のあとサッカー場クラブハウス内のミーティングルームで知事を囲んでの懇談が行われ、
横森巧監督は「優勝チームは翌年、県大会予選で敗れているケースがここ数年続いています。受け身では勝てない、いつもチャレンジャーのつもりで臨む」と新たな決意を述べた。
過去の山梨県イメージアップ大賞受賞者
第 1回 (平成 3年度) 山梨学院大陸上競技部 [箱根駅伝で初の総合優勝]
第 3回 (平成 5年度) 米長邦雄 [第51期将棋名人戦で名人位獲得]
第 4回(平成 6年度)中村祐二(特別賞)[琵琶湖マラソンに大会新で優勝]
第 7回(平成 9年度)中田英寿 [W杯・フランス大会での活躍]
第 8回(平成 9年度)土井隆雄 [スペースシャトル・コロンビア搭乗]
第 8回(平成 9年度)岡崎朋美 [長野五輪スピードスケート500m3位]
第11回(平成12年度)萩原智子 [シドニー五輪200m背泳ぎ4位]
第11回(平成12年度)前場一也 [シドニーパラリンピック陸上車椅子400m金
第16回(平成17年度)ヴァンフォーレ甲府[Jリーグ、J1昇格]
第18回(平成19年度)堀内恒夫 [プロ野球 野球殿堂入り]
第20回(平成21年度)松本哲也 [2009セリーグ最優秀新人王]
(M.I)
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