
学校法人山梨学院は4月1日、大学メモリアルホールにおいて平成22年度辞令交付式を行った。古屋忠彦理事長は式辞の冒頭で、学園づくりの3本柱である『個性派私学の雄』『未来型学園のモデル校』『地域文化の創造拠点』の三大目標について改めて教職員に理解を求め、新年度の重点目標として「各学校種による独自ブランドの創出と強化」など7項目を掲げ「活力あふれる学園作りを推進していただきたい」と新採用を含む約500名の教職員全員に努力を求めた。また、第3回「山梨学院理事長賞」の受賞者が発表され、新年度から健康栄養学部教授となる川上隆史スケート部監督、法学部教授の上田誠仁陸上競技部監督、カレッジスポーツセンター参与の横森巧サッカー部総監督の3名が受賞、それぞれに表彰楯と副賞が贈られた。
古屋忠彦理事長は、教職員に対し「活力あふれる学園として、さらに進化出来ますよう尽力していただきたい」と述べ、平成22年度の重点目標として7項目を掲げた。
(1)各学校種による独自ブランドの創出と強化
(2)学園内の相互連携と協働体制の確立
(3)地域社会との連携、地域社会への貢献
(4)カレッジスポーツ・ハイスクールスポーツの更なる充実・発展 と山梨学院独自の文化の振興
(5)連携・協力の内容と方法の洗練及び事業の整理・再編による生涯学習支援力の向上
(6)高度な情報通信環境を活用した教育・学習支援及び学生支援の推進
(7)学術交流の促進と国際理解教育の推進
古屋理事長は式辞の中で「社会のニーズを捉え、特色を鮮明にしなければならない」と話し「個性派私学の雄として永遠に輝くために、教職員の叡智を結集させて、乱世を乗り越えていきたい」と約1時間にわたった演説を締めくくった。
第3回山梨学院理事長賞受賞者
健康栄養学部教授川上隆史スケート部監督
5回のオリンピックに延べ14人の選手を送り出し、自らも日本チームの監督としてオリンピックに出場するなど、卓越した指導力と人望が評価された。「身に余る光栄、先輩・学生のおかげと感謝している。これからも速いだけの人間ではなく、人間として強い人間を育てていきたい」。
法学部教授上田誠仁陸上競技部監督
3度におよぶ箱根駅伝総合優勝と昭和62年の初出場以来一度も途切れることなく25年連続出場する栄光を讃えて贈られた。「疾風怒涛の日々、あっという間に24年が過ぎた。監督は負けるかもしれないという恐怖を背中に感じて戦いに挑む仕事だが、これを礎にさらに頑張っていきたい」。
カレッジスポーツセンター参与横森巧サッカー部総監督
山梨学院高に全国高校サッカー選手権初出場・初優勝をもたらした功績とハイスクールスポーツのシンボル的存在として贈られた。「決勝の時は天を仰いだ。人に恵まれ、環境に恵まれ、運に恵まれた。サッカーは99%の努力と1%のロマンを求めるスポーツ、(総監督の立場で)これからも精進していきたい」。(M.I)
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