山梨学院パブリシティセンター
第1回荒川よっちゃばれウォークが甲府市で開催
〜市民ら1000人が参加し荒川の自然を肌で感じる〜
〜山梨学院からも高校・大学併せて150人が参加〜

山梨県甲府市を流れる荒川で4月18日、自然環境や健康を考え川と人との共生をテーマにした「第1回荒川よっちゃばれウォーク」が開催された。この催しは、前読売巨人軍監督の堀内恒夫氏が会長を務めるNPO法人「未来の荒川をつくる会」が主催したもので、イベントタイトルにある“よっちゃばれ”とは“集まる”“集合する”を意味する甲州弁からきている。山梨学院はこのイベントに、附属高校吹奏楽部とリアリーダー部が演奏とパフォーマンスでイベントを盛り上げ、大学からは、サッカー部・スケート部・レスリング部・ラグビー部・陸上競技部・柔道部に所属する学生およそ70名がウォーキングに参加した。学生を含む市民らおよそ1,000人は、甲府市飯富橋を出発し万才橋までのサイクリングロード往復8キロをおよそ2時間かけてウォーキングし、荒川の自然や参加者との交流を楽しんだ。完歩者には会の推進委員長を務めるTHEBOOMの宮沢和史氏から完歩賞が直接手渡された。
NPO法人「未来の荒川をつくる会」は2009年7月に設立。甲府市を流れる荒川の自然保護や環境改善に取組み、これまでに、アマゴやイワナの放流事業やパンジーなどの植栽事業を行ってきた。また、山梨県や甲府市にも働きかけを行い、官民が協力して地域づくりに取組んでおり、この日の“よっちゃばれウォーク”も県や市、甲府市教育委員会の後援で行われた。前日までの雪や雨とはうってかわり、すっきりとした晴れ空の下、甲府市内外からおよそ1,000人がウォーキングに参加。山梨学院からは高校吹奏楽部・チアリーダー部がイベントに花を添え、大学サッカー部・スケート部・レスリング部・ラグビー部・陸上競技部・柔道部の学生らがウォーキングに参加した。開会式で山梨県の横内正明知事が「「未来の荒川をつくる会」は自然がいっぱいの綺麗な荒川を取り戻すために夢のある構想を沢山持っています。国や県、市も応援していますので、みんな一緒に良くするために頑張りましょう」と挨拶。会を代表して甲府市出身の前読売巨人軍監督の堀内恒夫会長が「ゆっくり大地を踏みしめて荒川を味わいながら怪我の無いように歩いてください」と述べ、会の推進委員長を務める甲府市出身のTHEBOOMの宮沢和史氏は「中学の頃は陸上部で練習で荒川を使っていました。高校では通学で利用し、夏は虫が口に入り大変でした」と語り会場を和ませていた。
参加者らは、9時30分に山梨学院高校吹奏楽部とチアリーダー部のパフォーマンスに見送られ甲府市の飯富橋をスタート。荒川沿いのサイクリングロードを南下し万才橋で折り返し、富士山や八ヶ岳、南アルプスの山々を眺めながら暖かい日差しの下、往復8キロを思い思いのペースでおよそ2時間かけてウォーキングを行った。ウォーキングに参加した山学大サッカー部の塚田雄二監督は「レギュラー13名で参加しました。地域のイベントに参加して色々な人と交流することで、自分たちが地域の人に支えられていることを選手には肌で感じで欲しいと思っています」と参加の意義を述べた。また、サッカー部の遠藤孝平さんは「荒川は、ユースの頃にトレーニングで走ったりしましたがゆっくり歩くと違う景色も見えてきました。歩きながら色々な人と話が出来たので良い経験になりました」と語った。また、陸上競技部の佐藤崇幸さんは「今日は天気も良かったので気持ちよく歩けました。練習では荒川を良く利用しますが、歩くことで色々な発見がありました」と感想を述べた。
完歩者には堀内恒夫会長と宮沢和史推進委員長自筆の完歩賞が贈られ、併せてお楽しみ抽選会も行われ地場産の野菜などを手に入れ喜ぶ参加者の姿もあった。また、この日は幼稚園児によるフナの放流や河川清掃も行われ、一日を通して自然と健康について考える日となり、普段は激しい練習に取組む山学大のアスリート達にも良い経験となった。(Y.Y)
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