山梨学院パブリシティセンター
●第62回春季関東地区高校野球山梨県大会(大会9日目)
□山梨学院 日川に1対3で破れ 3位決定戦へ
□3番・山田 左中間越え二塁打 中犧飛で生還

第62回春季関東地区高校野球山梨県大会(大会9日目)は5月3日、甲府市の小瀬球場で2試合が行われた。第1試合は、夏の覇者・山梨学院大学附属高校と1回戦で第1シード校を破った日川高校との1戦が行われた。後攻の山梨学院は、エース左腕・中根龍也(3年・大田シ)が先発。3回表、エース・中根は先頭の2番打者に右線を破る二塁安打や3番打者に死球で攻められ、5番打者に右前適時打を放たれ0対1と先制を許した。山梨学院は4回裏の一死後、3番・山田凌(3年・八王子シ)が2-3から左中間越え二塁打を放ち、相手投手の二塁への牽制悪送球を誘い、三塁に進塁。4番・小林夏樹(3年・長野北シ)の中犠飛で生還し1対1の同点とした。4回表からエース・中根から継投した右腕・土屋直之(2年・甲府南シ)は7回表の一死二三塁、4番打者を空振りの三振に打ち取るも、これが捕手の股を抜ける暴投となり、三塁走者がホームインして1対2。続く、5番打者の右前適時打で1対3とされた。その7回裏の二死から、7番・田口蒔人(2年・青葉緑東)が初球を中前安打し出塁するが後続が倒れ反撃の機会を逸した。9回表から、右腕・名取貴広(3年・若草中)が、右腕・土屋をリリーフ。名取は『オリャー』と気合いのピッチングで最後の打者を空振り三振に討ち取り、名取は味方の逆転サヨナラへの希望を繋いだ。その9回裏の一死後、2番・鈴木悠介(3年・青葉緑東シ)が2-1から右中間を深く破る二塁打で出塁したが、後続が倒れ1対3でゲームセットとなった。山梨学院は、5月4日午前10時00分小瀬球場で、甲府商業高校と3位決定戦を戦う。


第62回春季関東地区高校野球山梨県大会(大会9日目)於 小瀬球場

日  川
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山梨学院
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[山梨学院]
投手:中根〈3回、52球、6安打、2犠打、1四球、1死球、3三振 、1失点、1自責点〉
投手:土屋〈5回、74球、5安打、1犠打、1暴投、1死球、2失点、2自責点〉
投手:名取〈1回、12球、0安打、1四球、1三振〉
捕手:杉田    相馬  2盗塁
  二塁打  山田  鈴木(悠)     
[日  川] 
投手:古屋〈9回、124球、3安打、2犠打、1四球、6三振、1失点〉
捕手:竹下
  二塁打  竹下  福島  比志  古屋

☆後攻の山梨学院は、エース左腕・中根龍也(3年・大田シ)が先発。1回表の中根は一死後、2番・3番に連続右前安打で一死二三塁、続く4番に死球を与え一死満塁とされるが、5番・6番を三振に打ち取り、自らピンチを脱した。
☆3回表、エース・中根は先頭の2番打者に右線を破る二塁安打。続く、3番打者を空振りの三振に切って取るも、4番打者に死球を与え、5番打者に右前適時打を放たれ0対1と先制を許した。
☆4回裏の山梨学院は一死後、3番・山田凌(3年・八王子シ)が2-3から左中間越え二塁打を放ち、4番・小林夏樹(3年・長野北シ)の2-1から相手投手の二塁への牽制悪送球を誘い、三塁に進塁。4番・小林の中犠飛で生還し1対1の同点とした。
☆4回表からエース・中根から継投した右腕・土屋直之(2年・甲府南シ)は7回表、先頭の1番打者に死球を与えると、2番打者に左前にバスターを決められ一二塁。3番打者の内野ゴロで一死二三塁とし、4番打者を空振りの三振に打ち取るも、これが捕手の股を抜ける暴投となり、二塁走者が三塁へ進塁し、三塁走者がホームインして1対2。続く、5番打者の右前適時打で1対3とされたが、右腕・土屋は6番・7番打者を空振りの連続三振に打ち取り後続を立ち切った。
☆山梨学院は7回裏の二死から、7番・田口蒔人(2年・青葉緑東)が初球を中前安打し出塁するが後続が倒れ反撃の機会を逸した。
☆9回表、右腕・名取貴広(3年・若草中)が、『オリャー』と気合いのピッチングで最後の打者を空振り三振に討ち取り、右腕・土屋を好リリーフ。名取は味方の逆転サヨナラへの希望を繋いだ。
☆山梨学院は9回裏の一死後、2番・鈴木悠介(3年・青葉緑東シ)が2-1から右中間を深く破る二塁打で出塁したが、後続が倒れ1対3でゲームセットとなった。

主将1番・松浦航平(3年・青葉緑東)は「投手陣は最小得点に踏み留まってくれたが、打撃陣にヒットが出なかった。それが焦りに繋がった」と、3安打の打線を悔いた。「相手の方が関東に行きたいという気持ちが気合いに現れ、自分たちより勝っていた」。それに比べて山梨学院は「緊迫した試合での精神面が弱かった」と振り返った。「これで、スタート地点に立ったので、部員全員でチームに足りないものを夏までに磨き上げ、チームが自信を持って野球が出来るようにしたい」と、夏での躍進を誓った。
須田喜照監督は、「相手投手を最後まで捕らえることが出来なかった。真っ直ぐとスライダーの外の出し入れの、コントロールの良さに工夫がなかった」、「相手の打者は、内の投手にタイミングがあっていた」と試合を振り返った。夏に向けて「夏はどこが出てきてもおかしくない。力は均衡している。夏は、一つのミス。一つの打席を大切にしないと勝てない」ときっぱり、「夏に向けて、投打ともに練習に工夫してレベルアップをはかりたい」と、夏への決意を露にした。(H・K)
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