
第62回山梨県高等学校総合体育大会春季大会は最終日の14日、サッカー・テニス・バスケットボールなど11競技が行われた。山梨学院勢は、テニス個人戦シングルス準決勝に3人が進出、内山真由美準優勝、牛山友実子3位、古谷真李奈4位の好成績でラストゲームを締め括った。すべての競技が終了した午後3時から、メイン会場の小瀬陸上競技場で閉会式が行われた。学校対抗総合成績女子は、山梨学院高が1位を獲得、2年ぶり4回目の総合優勝に輝いた。男子は甲府工が4年ぶり22回目の総合優勝を飾った。山学男子は6位入賞した。プルシアンブルーのハチマキを絞めて参列した、斉藤祐己生徒会長と若月悠加生徒会副会長が女子総合優勝の賞状と優勝旗を受け取った。閉会式の音楽を担当する栄誉は、山学と甲工に与えられ、両校吹奏楽部員57名が合同演奏でフィナーレを盛り上げ、高校スポーツ最大の祭典が幕を閉じた。
テニス競技の最終種目個人戦女子シングルスに、山梨学院高から
内山真由美(3年)、
牛山友実子(2年)、
古谷真李奈(1年)の3人が勝ち進んだ。準決勝第1試合は、古谷真李奈対岡田佳奈(航空)の対戦となった。1年生の古谷は将来性を感じさせる力強いストロークを随所で発揮しながら、ミスから自滅、試合運びの上手い岡田に2−8で敗退した。一方、第2試合は、力で押す牛山と粘りのストロークが身上の内山との山学同士対決となった。試合は、牛山が先行し内山が追い上げる展開から8−8となり、7ポイント先取のタイブレークに突入した。結果は7−5で内山が逆転勝利、決勝に進出した。決勝も、航空の岡田が先行して逃げ、内山が粘って追いかける展開となったが、今度は追い切れず6−8で岡田が勝利した。最終成績は優勝岡田、2位内山、3位牛山、4位古谷となった。内山真由美はインターハイ個人戦出場を決めた。
すべての競技が終了した午後3時から、小瀬陸上競技場で閉会式が行われた。62年の歴史と伝統を重ねて来た大会のフィナーレ、その式典音楽を担当する栄誉を得た
山梨学院高吹奏楽部38名と甲府工吹奏楽部19名は、即興ながらも精一杯の心を込めた合同演奏で式典を進行させ会場を盛り上げた。挨拶した山梨県高体連市村一司会長は「3日間にわたり繰り広げられた大会は、夢と希望と感動を与えてくれました。選手はもちろん、選手と一体となって応援してくれた人にも感謝します」と出場選手と応援の汗を流した生徒に謝意を述べた。高体連会長から『普段の精進と努力によって得られた栄光を称えます』と書かれた女子総合優勝の賞状と優勝旗を受け取った
斉藤祐己生徒会長(3年)と若月悠加生徒会副会長(3年)は「みんなが練習の成果を発揮しようと頑張ってくれたおかげで、素晴らしい場面と感激を頂く事が出来た、みんなにお礼を言いたい、ありがとう」共に笑顔で声を揃えた。
今年の学校対抗得点争い男子の部は、総合優勝甲府工(38点)、準優勝日川(29点)、3位駿台甲府(27点)、4位航空(25点)、5位吉田(23点)、6位山梨学院(21点)となった。女子の部は、総合優勝山梨学院(35点)、準優勝甲府商(28点)、3位巨摩(25点)、4位航空(24点)、5位韮崎(21点)、6位駿台甲府(18点)となった。
山梨学院女子優勝の得点源となったのは、水泳(7点)、テニス(7点)、ソフトボール(5点)、新体操(5点)、陸上(3点)、空手道(3点)、ゴルフ(2点)、スケート(2点)、スキー(1点)、昨年の準優勝から2年ぶり4回目の優勝旗奪還を果たした。男子の得点源は、水泳(7点)、サッカー(5点)、空手道(3点)、陸上(2点)、ホッケー(2点)、剣道(2点)、昨年の準優勝から順位を下げ、捲土重来を期す。(M.I)
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