山梨学院パブリシティセンター
●関甲新学生野球2010春季リーグ戦1部(第7節1戦目)
■山学、作新に5対2で王手 “エース・佐藤 15k完投”
■9番・島田4打数3安打猛打賞「監督のアドバイス生かす」

関甲新学生野球2010春季リーグ戦1部(第7節1戦目)は5月15日、群馬県の上武大学野球場で2試合が行われた。第2試合は暫定4位の山梨学院大学と5位の作新大学の第1戦目が行われた。このカードにストレートで勝ってAクラス入りを果たしたい山梨学院は、エース右腕・佐藤嘉絋(4年・清水商業)が先発。佐藤は9安打1犠打5四死球と攻められたが15奪三振などで、要所を抑えて失点2自責点1で完投した。攻めては、1番・渡辺貴幸(3年・甲府商業)が中前安打で出塁すると犠打で一死二塁とし、3番・折居祐(3年・甲府工業)の逸球で三塁に進塁。3番・折居の左手一本で打球を捕らえる右前適時打で、渡辺が生還し1対0と先制。続く2回裏、6番・成田竜也(4年・木更津総合)が左前安打で出塁すると、9番・島田拓也(3年・山梨学院)の「監督から肩の入り過ぎを指摘され修正した」と、監督のアドバイスを生かす中越え三塁適時打で2対0、4回裏にも島田がタイムリーを放ち3対0とした。3対2と追い上げられた8回裏、島田が、7回から代わった投手から、この日猛打賞となる二塁打を放ち出塁。1番・渡辺の中越え三塁適時打で、島田が生還し4対2とした。投手交代で、先制打を放った3番・折居の代打・小石翔一(4年・甲府工業)が中前安打し5対2とし試合を決めた。投打が噛み合った山梨学院は、明日の午前10時から上武大学野球場で作新学院と、3位Aクラス入りをかけて戦う。

☆2010春季リーグ戦1部(第7節1戦目) 於 上武大学野球場

作新学院
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0
0
0
1
0
1
0
0
2
山梨学院
1
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1
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0
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2
×
5

[山梨学院] 
投手:佐藤(9回、打者40、打数34、166球、9安打、1犠打、4四球、1死球、15三振、失点2、自責点1)
捕手:本多
三塁打 渡辺・島田    二塁打 児玉・島田

[作新学院] 
投手:平野(6回、打者30、打数24、123球、8安打、2犠打、3四球、1死球、4三振、失点3、自責点2)
投手:小林(1回1/3、打者8、打数5、24球、2安打、1犠打、2四球、失点2、自責点2)
投手:矢野(0回2/3、打者2、打数2、10球、1安打)

☆後攻の山梨学院は、エース右腕・佐藤嘉絋(4年・清水商業)が先発。佐藤は先頭打者を四球で出塁させるが後続を内野飛と併殺に打ち取る立ち上がり。
☆その1回裏の山梨学院は、1番・渡辺貴幸(3年・甲府商業)が中前安打で出塁、2番・飯島亮(3年・山梨学院)の犠打で一死二塁。3番・折居祐(3年・甲府工業)の2球目が逸球で三塁に進塁。3番・折居の2-2から「外低目のスライダー」を左手一本で打球を捕らえる右前適時打で、渡辺が生還し1対0と先制した。
☆続く2回裏の一死後、6番・成田竜也(4年・木更津総合)が左前安打で出塁。二死後 、9番・島田拓也(3年・山梨学院)の「渡辺が当たっていたんで繋ごうと思った」と打席に、「真っ直ぐのインコース低目を確り叩いた」と、中越え三塁適時打で成田が還り2対0とした。
☆4回裏の一死後の山梨学院は、6番・成田竜也が左前安打で出塁。続く、7番・本多公康(4年・育英)の中越え二塁打で一死二三塁。前の打席で三塁打の9番・島田拓也の「ゴロを打とうと思い、インコース低目のスライダーを打った」と右適時打で3対0とした。
☆5回表のエース右腕・佐藤嘉絋は先頭打者の1番打者に左前に運ばれ、主将4番・高橋将(4年・山梨学院)が、「抜かれると思い、思い切った」と、ダイビングキャッチを果敢に試みたが、二塁打が失策となり3対1とされた。
☆7回表、エース右腕・佐藤嘉絋は、2者連続三振の後に1番打者に四球を与えると2番打者に左前安打され二死一二塁、3番打者に中前に運ばれ3対2とされた。
☆山梨学院は8回裏の一死後に、9番・島田拓也が7回から代わった投手から、この日猛打賞となる二塁打を放ち出塁。1番・渡辺貴幸(3年・甲府商業)の中越え三塁適時打で、島田が生還し4対2とした。投手交代で、3番の代打・小石翔一(4年・甲府工業)が中前安打し5対2とした。
☆9回表のエース右腕・佐藤嘉絋は、先頭打者の9番打者に右前安打、1番打者に内野安打され無死一二塁とされるが、後続を打ち取りゲームセットとした。

■4打数3安打2打点の猛打賞の9番・島田拓也(3年・山梨学院)は「バッティング練習で監督から指摘され、肩が入り過ぎているので、チョット開き気味に構えを修正された。上手く振り抜けるようになった。今日は、ファーストストライクを積極的に狙って行った」と目を細め、「明日も積極的に振って行きます」と胸を張った。
■左手一本で打球を捕らえ先取点を叩きだした3番・折居祐(3年・甲府工業)は「渡辺と飯島が作ってくれたチャンスで、2-2となったので、どんな球でも食らい付いて行こうと思った。流れを呼び込みたかった。外に外れるボール球のスライダーを上手く、左手一本で拾えた」と振り返り、「明日も積極的に行きます」と唇を真一文字に答えた。
エース右腕・佐藤嘉絋(4年・清水商業)は「今日は調子は良くなかった。ストレートが走らなかった。本多(捕手)のリードでカーブで打者のタイミングを、ずらして打ち取った。調子が悪い中で抑えられてよかったが、二死から四球を出す悪い癖を出さないように練習を積み、今後は3人ずつ打ち取りたい」と15奪三振の完投にも反省しきり。
主将の4番・高橋将(4年・山梨学院) は「打撃陣は積極的に良く振れていたと思うが、もっと点が取れる所があった。明日に向け修正し、明日は積極的なバッティングに心掛けて、最終戦で勝ち点を奪い有終の美を飾りたい」と淡々と述べた。
高橋一三監督は「折居(3番)の片手の適時打で先制した。今日は7・8・9番の下位打線で良く点を取った。佐藤はのらりくらりで、良いのか悪いのか良く分からないピッチングだった。相手がじわじわ攻めてきたので気が気でなかった。8回裏の2点追加点は大きかった。大分、積極的な打線になったが、明日は4・5・6番のバッティングに期待したい。明日勝って3位と行きたいね」と笑顔を覗かせた。(H.K)
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