山梨学院パブリシティセンター
● 関東大学女子バスケットボール選手権
● 〜創部3年目の山学大が王者と互角の試合〜
● 〜チャンピオン拓大に肉薄、飛躍の年に〜

第44回関東大学女子バスケットボール選手権大会は5月18日、東京・駒沢球技場などで3回戦を行なった。創部3年目で昨秋2部に昇格したばかりの山学大女子バスケットボール部は、1昨年の学生チャンピオンで、昨年の関東春・秋を制した王者拓殖大と対戦した。この試合、山学大は190cmの長身センター陶雪亭のポストプレー、山田真澄の3ポイント、新人阿部真衣のカットインなどでチャンピオンチームと対等に渡り合い、第1クオーター・第3クオーターはリードするなど、互角の戦いを行なった。最後は、昨年のリーグ最優秀選手森ムチャを中心とする試合巧者拓大に突き放され、61−71で敗退したが、女子日本代表チームのアドバイザリーコーチでもある梅嵜英毅監督の指導の下、チームは地道な練習と努力を重ね、着実に実力を伸ばしてきた。2010年が飛躍の年となる。
第44回関東大学女子バスケットボール選手権大会 
3回戦 ≪山学大vs拓殖大≫(5/18)於東京駒沢球技場

 
1Q
2Q
3Q
4Q
合計
山学大
18
25
12
61
拓殖大
16
20
19
16
71

山学大のスターティングメンバーは、司令塔多和田妃鞠(2年 中部商)、フォワード山田真澄(3年 札幌山の手)、フォワード占部夢乃(2年 東海大第5)、フォワード佐藤みなみ(3年 札幌創成)、センター陶雪亭(2年 明成)の5人。
試合開始時刻は午後5時、山田真澄が先制シュートを決めて山学ベンチは一気に盛り上がった。陶がリバウンドを奪い、占部が走り、佐藤が決めた。いい流れが出来た。第1クオーターの山学は最高の立ち上がり、王者にひるむことなく18−16、リードして終えた。第2クオーターのスタートは司令塔阿部真衣(1年 就実)、山田真澄、センター村田 優(3年 明成)、フォワード宮内智子(3年 市立尼崎)、佐藤みなみで立ち上がった。このクオーターはミスから自ら流れを悪くした。不注意なボールカットから、相手に簡単に得点を与え、自らはシュートをことごとく外した。拓大に20点を奪われ、奪った得点はわずかに6点だった、24−36で前半終了。いったん流れが悪くなるとそこから巻き返せなかった昨年までと違い、3Q・4Qは対等以上の勝負をして実力が伸びていることを立証した。しかし、第2クオーターの差は埋めきれず、結果的には2Qの差が試合を決めた。61−71、10点差で拓大に逃げ切られた。
試合後、古屋光司部長は選手を集め「もっと離されると思ったが、前年度のチャンピオンといい試合をした。しかし、試合に善戦しただけで満足してはいけない」と更なる飛躍を求め,選手の気持を引き締めた。三村亜生主将(3年 足羽)は「最後まで諦めないで一つになれた。負けたことは悔しいが、負けたことで日本一になる気持がさらに強くなった。リーグ戦につなげて行きます」。宮嵜英毅監督は、選手に向けて「オフェンスリバウンドをもっと取らなくてはいけない、体力をもう一歩上げなくてはいけない」と指示し、報道陣には「点が取れない時に、しっかり守れたことは収穫。秋のリーグ戦に向けて夏場に技術と体力を鍛える」と語った。けがの為、この日ベンチに入れなかったチームの支柱外村悠貴(3年 静岡商)ら選手25人とマネージャー・コーチ・トレーナー・監督・部長31人全員の力を結集させ、チャンピオンを目指す。(M.I)
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