
学生レスリング界最高峰の大会、2010東日本学生レスリングリーグ戦は、東京駒沢体育館で2日目の競技が行われた。東日本学生リーグは、1部16校がA、Bの2グループに分かれ8校で総当たり戦を行い、両グループの1位校が最終日最終試合で優勝決定戦を行う4日間連戦の大学対抗団体戦。初日の群馬大戦・東京農大戦2連勝で2日目を向かえた山学大は、大東文化大・明治大の2校と対戦した。新戦力のモンゴルからの留学生74s級のレンチン・オチル・バヤラーが風邪で体調を崩したほか、120s級の金澤勝利が大東大戦で、首を痛めるアクシデントがあったが2試合ともに勝利、4連勝で2日目を終えた。明日3日目の日大戦・中大戦が優勝決定戦進出への大きな山場となる。
3回戦 ≪山学大vs大東文化大≫ (5/19) 於 東京駒沢体育館
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55kg |
60kg |
66kg |
74kg |
84kg |
96kg |
120kg |
山学大 |
水越 |
高橋 |
岩下 |
バヤラー |
鈴木 |
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金澤 |
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○ |
○ |
○ |
● |
○ |
○ |
○ |
大東大 |
井上 |
森永 |
向谷地 |
大野 |
増田 |
佐々木 |
田中 |
山学大6勝1敗勝利。
大会2日目最初の3回戦、山学大の布陣は、55s級水越智也(2年 霞ヶ浦)、60s級高橋功紀(2年 明桜)、66s級岩下寛敏主将(4年、三井)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(1年 モンゴル)、84s級鈴木友希(2年、八戸工大第一)、96s級有薗拓真(2年、育英)、120s級金澤勝利(2年、種市)の7人で臨んだ。
74s級のバヤラーは、風邪による体調不良で動きに精彩を欠き、大東大の大野に敗れたが、その他の選手は順当に勝利を収めた。
4回戦 ≪山学大vs明治大≫ (5/19) 於 東京駒沢体育館
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55kg |
60kg |
66kg |
74kg |
84kg |
96kg |
120kg |
山学大 |
梶 |
高橋 |
後藤 |
バヤラー |
鈴木 |
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金澤 |
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○ |
○ |
○ |
● |
● |
○ |
○ |
明大 |
鈴木 |
浅田 |
相澤 |
加藤 |
徳山 |
松本 |
佐藤 |
山学大5勝2敗勝利。
4回戦の布陣は、55s級梶雅晴(3年、育英)、60s級高橋功紀(2年 明桜)、66s級後藤佳吾(3年、峡南工)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(1年 モンゴル)、84s級鈴木友希(2年、八戸工大第一)、96s級有薗拓真(2年、育英)、120s級金澤勝利(2年、種市)の7人で臨んだ。
梶・高橋・後藤の3人で簡単に3連勝したが、体調を崩しているバヤラーに続き鈴木も連続して敗れた。金澤が前の試合で首を傷めたため、山学大はこの大会初めてピンチに見舞われた。しかし、本来はグレコローマンの選手有薗が奮起し、1P・2P共に大差で勝利、負傷した金澤も気力で逆転勝ちを収めた。
試合後、
高田裕司監督は選手を集め「明日は日大と中央が相手、相手は強いがお前達はこれから強くなる、しっかり体をケアして備えるように」と指示した。
小幡邦彦コーチは「明日からが勝負だ」と檄を飛ばした。山学大は、明日20日午後2時から日大と5回戦、午後4時から中大と6回戦を戦い、最終日21日正午から62年ぶりの優勝を目指す古豪早大と7回戦を戦う。 (M.I)
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アルバム大東大 |
アルバム明大 |