山梨学院パブリシティセンター
● 春季関東学生ホッケーリーグ
〜山学大男子が優勝決定戦で慶応大を圧倒〜
〜2季連続7度目の優勝を6−1で飾る〜

平成22年度春季関東学生ホッケーリーグは5月29日、横浜市・慶応大日吉グランドで男子1部順位決定戦を行った。1位2位決定戦に進んだ山学大は、たくさんのOBが観客席を埋め、43年ぶりの優勝を願うホームの慶応大と対戦した。会場は完全なアウェイ状態、しかも風邪と故障で主力3選手を欠く状況、試合前は当然苦戦が予想された。しかし、ハンディをまったく感じさせなかった、今年の山学男子は強い。開始4分に久保良太がペナルティ・コーナー(PC)のボールをゴール左上に突き刺したのを皮切りに、ボールを一方的に支配しゴールラッシュ、前半だけで5点を奪った。慶応に終了間際にPCから得点を許したが、6−1と大勝、今シーズン最高の試合運びを見せて勝利した。山学男子は、昨秋に続く2季連続通算7度目の優勝を圧勝で飾った。
この日の山学大は、日本代表のFW北里謙治(3年 小国)とDF塩川直人(3年 天理)の2人が代表合宿から戻ったものの風邪でダウン、DFの要大橋優太(4年 伊吹)が怪我、主力メンバー3人が欠場する事態となった。一方の慶応大は、DFでありながら昨季得点王の朝倉謙を中心としたバックラインからの強烈なストローク、スクープが光り、MF蕪木雄、MF的場章吾ら走力のある攻撃陣とのコンビネーションが持ち味の日本ホッケー界パイオニアチーム。激突が予想された。午後2時45分、試合開始。そのわずか4分後、MF大橋哲也(3年 伊吹)の放ったシュートが相手の体に当たりPCを取得、このボールをゲームキャプテンの久保良太(4年 伊吹)がゴール左上のネットに突き刺し先制した。この日の山学は、高い位置から慶応ボールにプレッシャーをかけてボールを奪い、相手陣深くに攻め込み次々にゴールを奪った。6分に北里の代わりに起用された初先発のFW小森敏章(2年 皆野)がリバースシュートを決め、17分にFW草野大介(2年 天理)、23分に大橋哲也、25分に久保良太がネットの隙間を突き抜ける2点目シュート、5−0として前半を終えた。後半も、ボールの9割を山学が支配する一方的な展開で推移した。後半6分に大橋哲也が2得点目のシュートを決め6−0、試合終了直前に慶応にPCを与え1点を許したが、危なげない試合運びで完勝した。

≪春季関東学生ホッケーリーグ、1位2位決定戦 山学大 VS 慶応大≫(5/29) 
於慶応日吉グランド
○ 山梨学院大 6
{前半5−0}
{後半1−1}
1 慶応大 ●
得点 久保良太2、大橋哲也2、小森敏章、草野大介

試合終了後表彰式が行なわれ、山学大に優勝の賞状と優勝杯が贈られた。春季関東リーグ1部の最終成績は、1位山学大、2位慶応大、3位明治大、4位早稲田大となった。
久保良太ゲームキャプテン「4月の初戦を慶応と日吉のグランドで戦い、アウェイの雰囲気に負けて1−1で引き分けた。この1ヶ月間は、アウェイ戦を想定した練習をして来た。立ち上がりで点が入り、しっかり戦うことが出来た。日本代表の二人は、国際試合のために大学王座には出られない。2人がいなくても良い試合が出来たことは王座につながる」王座に挑む気持に自信を得た。寺本祐治監督「今年の関東リーグは、1点を入れた後に1点を取られる試合展開が多かったが、今日は集中して前半で勝負を決められた。風邪や怪我も多いが、DF阿部雅(4年 築館)の1カ月ぶり復帰や新戦力も健闘した。今までで一番良い試合」6月末の大学王座決定戦での4年ぶり王座奪還に手応えを得た様子。(M.I)
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