山梨学院パブリシティセンター
●競泳ジャパンオープン2010 最終日
〜鈴木聡美3位、萩智4位、坂井5位、山崎7位入賞〜
〜B決勝に大須武ら4人進出、最終日も山学勢健闘〜

水泳のメッカ・東京辰巳国際水泳場で3日間にわたり繰り広げられて来た競泳ジャパンオープン2010[長水路]は最終日の6日、男女5種目の予選、B決勝、決勝が行なわれた。山梨学院勢はこの日男女合わせて23人が出場した。このうち4人が決勝レースに進出、女子200m平泳ぎの鈴木聡美が3位で表彰台に上った他、萩原智子は50m自由形でも4位に入った。200m個人メドレーに出場した女子の坂井菜穂子と男子の山崎智史が揃って決勝に進出、坂井菜穂子5位、山崎智史7位入賞と健闘した。また予選9位から16位の選手が進むB決勝に男子の大須 武、女子の前原優理(2種目)、下中千明、中坊彩の4人が進出した。山梨学院大水泳部は、パンパシ代表の3人は8月に向けて、それ以外の選手は9月のインカレに向けたトレーニングレースとして大会に臨み最終日も大いに健闘した。ある者は自信を得て、ある者は課題を得て大会を終えた。
≪女子200m平泳ぎ決勝 鈴木聡美≫
鈴木聡美(2年 九産大九州)は予選4位で決勝に進み6コースからスタートした。50mは2位(33秒42)、100mは1位(1分10秒75)で通過した。150mで4位(1分49秒29)に後退したが、昨年までと違い今の鈴木にはここから伸びる力が付いている、ラストスパートで3位に上がり2分26秒40でゴール、3位の表彰台に上った。鈴木聡美選手は「決勝では26秒台を狙いました、日本選手権の時と同じようにラスト50mでスパート出来たので自信になります、200mへの苦手意識はなくなりました。パンパシに向けて腕の力を付けながら、自分らしいフラットな泳ぎに磨きをかけて行きたい」と振り返った。

≪女子50m自由形決勝 萩原智子≫
決勝進出者は、昨日の100m決勝とほぼ同じ顔ぶれとなった。萩原智子(山学大カレッジスポーツセンター研究員)を含む4人がパンパシ代表、世界レベルを見据えたハイレベルな戦いとなった。25mではほぼ横一線だったが、40mで萩原がトップに出た。一瞬優勝かと思われたが、ラスト10mが伸び切れず26秒04、タッチの差で4位となった。萩原智子選手は「力不足だということは自分で良く分かっています。くよくよ考えないで、今できることを最大限一生懸命やってリレーメンバーとして責任を果たせるようにしたい」体と心を8月のパンパシフィックに向けた。

≪女子200m個人メドレー決勝 坂井菜穂子≫
最終日最初の決勝種目に坂井菜穂子(4年 東京立正)が1コースから挑んだ。最初の50mバタフライは3位だったが、背泳ぎではトップ争いを演じた。やや苦手な平泳ぎで5位に落ちたが、最後のクロールを粘り切り2分17秒43でゴール、5位となった。坂井菜穂子選手は自分のレースについて「今日は、いつもはきつくなるクロールまで、落ち着いて泳ぐ事が出来ました。タイム的には遅いが、今の状態を考えると満足です]と話し、主将としては「結果がいい人は少ないかも知れないが、全員が良い経験をしたと思います。インカレに向けて泳ぎ込めるのはあと2カ月、皆で力を合わせ2連覇を目指します」と語った。

≪男子200m個人メドレー決勝 山崎智史≫
2月の短水路日本選手権400m個人メドレーで、山学男子水泳部史上初の3位表彰台に上がった山崎智史(4年 山梨学院高)が、今度は200m個人メドレーで初の決勝進出を果たした。パンパシ代表4人(高桑・小堀・堀畑・萩野)と直接対決した。100mでは8位だったが、150mで代表の一人小堀勇気を抜き、予選とほぼ同タイムの2分03秒44の7位でゴールした。山崎智史選手は「調整しないで臨んだが、ありがたいことに決勝に残れて今の自分の力を確認する事が出来ました。インカレに向けてしっかり調整して、4年最後のインカレで決勝進出・表彰台を目指します」と力強く誓った。

この他4人がB決勝に進んだ。女子200m個人メドレーと50m自由形の前原優理(3年 山梨学院高)、男子200m自由形の大須 武(4年 鹿屋工)、女子50m自由形の下中千明(2年 北陸大谷)、女子100mバタフライの中坊 彩(2年 京都外大西)。B決勝6位と8位の前原優理選手「どちらも体がきつかった、インカレではしっかり結果を出したい」。B決勝7位の大須武選手「改善すべき点が確認できた、最後のインカレでベストを出して笑顔で終わりたい」。B決勝4位の下中千明選手「決勝に進めなくて気持が乗らなかった、ここぞという時にタイムと結果を出したい」。B決勝6位の中坊彩選手「予選より良かったが1分00秒台で行きたかった、納得いかない。後半もっとうまく泳げるようにしたい」。4人はそれぞれの課題を胸に、9月に向けて泳ぐ。
神田忠彦監督は試合後選手全員を集め「いい記録を出した人も、悪かった人もいた。3日間大変だったと思うけれど、気持ちの持ち様で結果は大きく違う。インカレまでの大会で、1本で良いから全力を出す事、そして、インカレで自分のベストを少しでもいいから上回るようにしなさい」と指示、取材陣には「精神的に負けないように、あえて厳しい状態で挑ませた。上出来ではあったと思う。インカレがどうなるかは、これからのトレーニング次第、まだ判らない」と3日間の戦いを締め括った。 (M.I)

山梨学院勢 最終日の主な成績

成績

種目

名前

学年

自己記録

大会記録

備考

3

200m平泳ぎ

鈴木聡美

2

2:24.27

2:26.40

100m優勝

4

50m自由形

萩原智子

職員

0:25.24

0:26.04

100m4位

5

200m個人メ

坂井菜穂子

4年

2:13.87

2:17.43

7

200m個人メ

山崎智史

4年

2:02.03

2:03.44

B決勝4

50m自由形

下中千明

2年

0:25.14

0:26.46

B決勝8

50m自由形

前原優理

3

0:25.83

0:26.59

B決勝6

200m個人メ

前原優理

3

2:16.14

2:18.77

B決勝7

200m平泳ぎ

大須 武

4

2:13.91

2:16.76

B決勝6

100mバタ

中坊 彩

2

1:0046

1:01,21

20

200m個人メ

加藤 和

2

2:13.36

2:19.69

32

100mバタ

秋山夏希

1

0:58.52

1:02.35

35

200m個人メ

村上優海

2

2:15.95

2:21.31

39

200m平泳ぎ

山崎 愛

4

2:31.08

2:35.02


| アルバム鈴木 | アルバム萩原 | アルバム坂井 | アルバム山崎 |
Copyright (C) 2010 YGUPC. All Rights Reserved.