山梨学院パブリシティセンター
●サッカー・インターハイ山梨県予選
〜山梨学院高が韮崎高を2−0で下し3回戦突破〜
〜明日20日に日大明誠高と準々決勝で対戦〜

平成22年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)サッカー競技山梨県予選は6月19日、3回戦の7試合を県内3会場で行った。このうち、山梨学院高校は、韮崎市中央公園芝生広場で名門韮崎高校と対戦した。試合は、前半22分にFW白崎凌兵がゴールを決め山梨学院が先制、前半33分に主将宮本龍がPKを決めて折り返した。しかし、後半23分にDFの中心関篤志がレッドカードを受けて一発退場となった。ここから試合の流れが変わり、終盤は韮崎の猛攻に山学が耐える展開となった。決定的な場面を3度作られたが、守り切った山梨学院が2−0で勝利、明日20日に日大明誠高と準決勝進出をかけて対戦する。
山梨学院の布陣は、故障から復帰してJリーグ特別指定選手に承認され、学校のサッカー部に籍を置いたままVF甲府の試合にも出場できるFW加部未蘭(3年)と、レギュラー入りしたFW白崎凌兵(2年)の2トップ、ダブルボランチはMF宮本龍主将(3年)と成長著しいMF藤原光晴(2年)、DFの中心は全国制覇の時もセンターバックを任されたチームの支柱DF関篤志(3年)、選手権の時と同じ4−4−2のシステムで名門韮崎高との試合に臨んだ。試合は、開始早々から、山梨学院がゲームを支配する展開となった。点が入ったのは、前半22分、加部がゴール前で粘り、パスを受けた白崎がシュートを決めて先制した。33分には、ゴール前に詰めたMF長谷川紫貴(3年)が倒されてPKを得た。これをキャプテンの宮本が落ち着いてゴール右隅に蹴り込み2−0で前半を折り返した。
ハーフタイムのベンチで、吉永一明監督は「平常心で、強かに、もう1点」と指示して選手を送り出した。
後半も山学ペースで試合が進んだが、得点を決められずに向かえた23分、韮崎にカウンター攻撃を許して一気にゴール前にボールを運ばれた。最後の砦関篤志がペナルティエリア寸前でスライディングタックル、この守りが危険行為と判定されレッドカード、一発退場となった。ここから試合の流れが変わった。それまで守り一辺倒だった韮崎が攻めに転じ、数的不利に立った山学は攻め込まれる場面が多くなった。27分・28分に立て続けに決定的場面を作られ、32分にはゴールを割られたがオフサイドに救われた。後半の終盤はピンチの連続となったが、新人戦、関東大会予選で苦杯をなめた新チームは、インターハイ出場を胸に、前半に上げた2点を体を張って守り切った。

全国高校総体サッカー山梨県予選3回戦(6/19) 於韮崎中央公園芝生広場
山梨学院高 2
{前半2−0}
0 韮崎高
{後半0−0}
得点 白崎凌兵・宮本龍

宮本龍主将「前半はいい試合をしながら、後半自分たちから崩れて行く形がこの試合でも出た。今日の良かった事を続けて、悪かった事を直していく。篤志が準決勝で戻れるようにしっかり立て直す、課題は必ず克服する」。吉永一明監督「楽なゲームではないと思っていたが、退場者が出たこともあってバタバタした所もあった。選手には平常心で、強かに、もう1点と指示したが、後半の後半は守らざるを得ない状況になった。明日は、関が出れないのは判っているので、しっかり準備させて臨みたい」。明日20日の準々決勝に進出したのは、山梨学院、日大明誠、甲府工、都留、日川、帝京三、甲府東と準々決勝からのシード日本航空の8チーム。山梨学院はホームの山梨学院和戸サッカー場で、午前11時から日大明誠高と準決勝進出をかけて対戦する。(M.I)
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