山梨学院パブリシティセンター
●平成22年度山梨学院学生チャレンジ制度
〜今年度春は5件(大学3・短大2)に認定書授与〜
〜CD制作販売を目指すジンバブエからの留学生ら〜

平成22年度春季山梨学院学生チャレンジ制度認定書授与式が7月8日、大学キャンパス内のシーズシアターで行われた。この制度は、学生のユニークなチャレンジに大学が助成金を拠出するという山梨学院独自の試み。1995年に発足し、2003年度には文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択された。今年度は大学から11件、短期大学から4件の計15件の応募があり、教育的効果・人間形成への影響度・独自性・ユニーク度・実現可能度などを総合的に審査、5件の企画が認定された。授与式では選考委員長の込山芳行学生センター長から認定企画団体の5人の代表者に認定書が授与された。認定者を代表し、CDの制作販売を目指すアフリカ・ジンバブエからの留学生カテザ・タワンダさんが「企画を成功させて、母国の恵まれない子供たちにサッカーボールを送ってあげたい」と決意表明を行った。
山梨学院学生チャレンジ制度は、"行動する学生"の意欲を全学的に応援する目的で1995年に発足した山梨学院独自の支援制度。「こんなことがしてみたい!」という企画を文書にして大学に提出すると、応募企画の中から優秀案に、1件あたり最高50万円の奨励金が支給される。応募のチャンスは春と秋の年2回。選考は、教育的効果・人間形成への影響度・独自性・ユニーク度・実現可能度などの視点から総合的に評価され、認定企画には学生チャレンジ制度認定証も授与される。学問の枠組みを超えた学生の"やる気"を全学的に支援する取り組みが評価され、文部科学省による2003年度の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択された。
今年度春季認定企画は
1、農業促進調査会(法学科2年保坂 紳ら5名)
様々な目線から農業の喜びと現状を調査、日本農業の問題点を探り、自分たちなりの改善策を考える。また、実際に農地を借用して野菜を作り、樹徳祭での販売を目指す。
2、Stevens Jealousy YGU(経営情報学部3年カテザ・タワンダら3名)
  オリジナル曲を作りCDを制作販売することを企画。スタジオ録音し[Pro Tools]というソフトウエアで編集して登録、「Stevens Jealousy」のホームページやサイトでチャリティCDをPR。最貧国と呼ばれる母国ジンバブエの子供たちにサッカーボールを送る事を目指す。
3、郷土料理・農畜産物調査資料作成(健康栄養学部管理栄養学科1年43名)
新設学部一期生全員による取り組み。山梨県内の郷土料理や農畜産物に関する情報(歴史や特徴、レシピなど)を収集して史料集を作成する。専門科目への理解を高め、管理栄養士として実務を行う際の知識に生かす。
4 Let´s Go 食育応援隊!!(食物栄養科2年鷹野朋美ら18名)
山梨県の食育推進への寄与と自身の指導力向上を目的に『元気山梨!食育
応援隊」を結成する。幼児・青年期・地域住民の3区分を対象に食育推進
活動を展開する。
5、クッキー製作とスイーツマップ作成(フードクリエイトコース26名)
短大食物栄養科に新設された洋菓子・和菓子・製パンの製菓衛生師を目指すフードクリエイトコース全員が参加。オリジナルマスコットのアルティー&ベッキーをモチーフにしたクッキーを製作、合わせてフルーツ王国山梨のスイーツマップを作成する。

認定書授与式は、キャンパスセンター棟2F・シーズシアターで行われた。挨拶した込山芳行学生センター長は「選ばれた5団体は、周囲から注目されるような立派な業績を上げてもらいたい」と励ました。受賞者を代表して経営情報学科3年のアフリカ・ジンバブエからの留学生カテザ・タワンダさん22歳が「大切な奨励金を無駄にしないよう真剣にチャレンジします。企画を成功させて、母国の恵まれない子供たちにサッカーボールを送ってあげたい」と決意を述べた。タワンダさんは14歳の時に両親と共に来日、経営情報学部でマーケティングを勉強中。将来の希望はミュージシャンになる事で、レコーディング技術とインターネットに詳しい2人の日本人学生が、彼の活動をサポートする。農業促進調査会の保坂 紳さんは「仲間5人(山梨出身4人・山口出身1人)で、去年から何かやろうと話し合っていた。実家が農家なのは自分だけだが、皆で農業にチャレンジしようと応募した。樹徳祭に収穫野菜を出品し売上金を老人ホームに寄付したい」と語った。 (M.I)
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