山梨学院パブリシティセンター
●高校サッカー日本一記念
〜山梨学院高校に優勝記念モニュメント建立〜
〜横森総監督・優勝メンバーらの手で除幕式〜

第88回全国高校サッカー選手権大会で日本一に輝いた山梨学院高校サッカー部の偉業を称える優勝記念モニュメントが制作され、8月26日に除幕式が行われた。山梨学院高サッカー部は、今年の正月に行われた全国高校選手権で"青い旋風"を巻き起こし、国立競技場で行われた決勝戦で青森山田高を1−0で下し、初出場・初優勝の快挙を成し遂げた。モニュメントは校内の2号館前に設置され、除幕式には横森巧監督(現総監督)と碓井鉄平前主将ら3人の優勝メンバーも参列、約200人の関係者が見守る中で覆っていた幕が除かれた。現れたモニュメントは大会優勝旗の色と同じ"ヤタガラスの深いグリーン"色で制作された高さ1m87cmのブロンズ製。最上部を飾る鳥の翼は、イレブンを示す外側の11枚の羽根とその付け根を支えた関係者の一体感を象徴したデザイン。その飛翔を伝え、新たな飛躍を祈る碑として、後輩たちを静かに見守る。
記念碑は夏休み期間中に取り付け工事が行われ、2学期の開始に合わせて26日に除幕式が行われた。式には今年度のサッカー部員100人と関係者100人が参列、前年度優勝メンバーの中、碓井鉄平主将・伊東拓弥副主将・中田寛人副主将の3人がチームメイトを代表して駆けつけた。挨拶した古屋忠彦校長は「2010年という年が、学園全体の歴史の中で画期的な印象深い年になった。10年後・50年後・100年後にも燦然と輝く日本一の成果をモニュメントという形で残し、次の世代にも永遠に伝えたい」と話した。一瀬健PTA会長は「歴史的な瞬間を皆さんとともに共有できたことを誇りに思う。全国の頂点を極めた象徴である記念碑が、他の運動部・文化部にも勇気を与える事を祈念します」と祝いの言葉を述べた。

除幕は、左側に古屋校長、藤原前PTA会長、碓井前主将ら5人。右側に横森総監督、一瀬現PTA会長、宮本主将ら5人が並び、佐々木憲士ハイスクールスポーツセンター長の合図で一斉に紅白の綱が引かれた。優勝記念モニュメントは高さ1m87cmで台座部分は黒御影石、中心部分は「第88回全国高等学校サッカー選手権大会優勝」の文字が浮かび上がるブロンズ鏡面仕上げ、大会優勝旗を彩る"ヤタ(三本足)ガラスの深いグリーン色"と同じ配色。台座の根元部分には、監督・コーチ・選手全員の名前を彫り込んだ銘板がはめ込まれている。

碓井鉄平前主将は「自分たちの練習の成果がモニュメントにつながってよかった。選手権で優勝するのは簡単なことではないが、どの年代も力があると思う、後輩たちも上を目指して頑張ってほしい」と後輩にエールを送った。宮本龍主将は「僕らはチャレンジャーとしてやるしかない。僕らへの期待もあると思うので、この記念碑に負けないように頑張り、もう一度日本一を目指します」と決意を述べた。横森巧総監督は「山梨のサッカー界は、昭和の初めからそれぞれの学校が全国制覇を目指して来ました。88回という数字の年に優勝、本当に凄いことだなと、今になって改めて感じています。努力すればチャンスは巡って来ることを山梨のチームに与えられた。昨年は、皆の力が上手くかみ合った。中心になった生徒が、ただサッカーが好きということでなく、我々を超えた力を発揮してくれた。今年のチームは、インターハイでは(優勝した市立船橋に敗れ)ベスト16だったが、力を着実に伸ばして来ている。臆することなく努力して連覇を目指して行く」総監督の立場に戻った名将は、新進気鋭の吉永一明監督とともに選手を育て、再びの頂点を目指す。 (M.I)
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