山梨学院パブリシティセンター
●平成22年新司法試験合格祝賀・激励の会
〜教職員や在校生が祝福、今後の活躍を期待し激励〜
〜合格者一人一人が喜びや感謝の気持ちを語る〜

過去最多となる14人の新司法試験合格者を輩出した山梨学院大学法科大学院は9月22日、キャンパス内プルシアンブルーで「平成22年新司法試験合格祝賀・激励の会」を催した。この会は、新司法試験の合格者を祝福するとともに、合格者の司法修習、来年以降受験する在学生・修了生を激励することを目的に、第1回目合格から毎年開催され今年で5回目を数える。山梨学院大学法科大学院は、平成22年新司法試験において51人が受験し14人が合格、合格率は27.5%で全国平均の25.4%を上回る結果を残した。合格発表から約2週間経ったこの日は、古屋忠彦学長、荒牧重人法務研究科長を始めとする教職員や山梨県弁護士会関係者などが参加し、改めて合格者を祝福し、今後の司法研修所での研修や法曹としての活躍にエールを送った。合格者は、これまでの苦労や感謝の気持ち、今後の抱負などを一人一人語り、恩師や一緒に切磋琢磨した仲間に新たな世界での活躍を誓った。
午後6時からプルシアンブルーで始まった「平成22年新司法試験合格祝賀・激励の会」には、合格者や修了生、教職員、山梨県弁護士会関係者などおよそ150人が出席した。挨拶の中で古屋忠彦学長は「平成18年の第1回生が合格の栄冠を手にしてから5回目のパーティになります。いつも胸がいっぱいになりますが、今回は14人の合格者を出し、嬉しく誇らしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。荒牧重人法務研究科長は「合格の要因はこの14人が頑張ったということですが、同時に学部を含めた教員、県内法曹界など多くの方々の支援のお陰です。一人一人の合格はもちろん、ラストチャンスの学生が合格したことは何よりも嬉しいことです。在学生のみなさんは、来年はこの14人に続いてください。合格者の経験を参考にし、ロースクールを大いに活用してください」と合格者を称えた。また、法科大学院開設以来、実務指導等様々な面で支援している山梨県弁護士会の信田恵三会長の祝辞が紹介された。信田会長は「今後約1年間の司法修習はみなさんが初めて正式に実務に触れる機会になり、将来の法曹としての基礎を形成する重要な期間です。この期間をいかに有益なものにするかは、みなさんの心がけにかかってきます。先輩実務家から教えてもらう姿勢ではなく、積極的に貪欲に自ら知識や技術を吸収する姿勢が重要です」と法曹としての心構えを説いた。さらに、チューターを務める秋山真里亜弁護士は「今後、実務家としての人生が順風満帆かと思いますが、多々今まで以上の難問や落ち込むことがあると思います。今日の日の感動や感謝を忘れないで頑張ってもらいたいと思います。今回残念ながら不合格となった方々も、ロースクールに入った頃の初心を忘れずに次が最後だという気持ちで、高いモチベーションを維持して頑張ってください」と激励した。

合格者の一人、石田美奈子さんは「諦めないで挑戦して良かった。合格できたのは、見守ってくれた両親や先生方など多くの方のお陰です。山梨学院大学のロースクールに入学しなかったら一生合格できなかったかもしれません。この選択が間違っていなかったと思います。在学生のみなさんは、今後不安になる時や迷いが生じる時があるかもしれませんが、自分の力や先生方を信じて突き進んでいってください」と述べた。小宮山高央さんは「3回目で合格することができました。去年合格できなかったのが本当に辛く、最後の1回しかないという恐怖感があった。しかし、1回だけどチャンスがあるのでこのチャンスを無駄にするまいと心に誓い、最後まで諦めずに頑張りました。試験当日も余計なことは一切考えずに、自分を信じて、目の前の問題に集中しました。来年チャレンジする人は、回数を考えると心に隙が生まれたりするので、回数は関係なくこの1回で合格するという気持ちで頑張ってください」と合格までの心境を語った。

山梨学院大学法科大学院は、平成22年新司法試験において51人が受験し14人が合格した。14人の内訳は男性13人、女性1人。合格者14人は、全国74法科大学院中31位。合格率は27.5%で、全国74校中16位、私学順位だと、慶應、中央、早稲田、愛知に次いで49校中5位。人数、合格率共に、昨年の結果を大きく上回る結果となった。(Y.Y)
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