山梨学院パブリシティセンター
●関東大学ラグビーリーグ戦
〜前半戦の山場専修大戦に勝利 開幕2連勝〜
〜7年ぶりの1部復帰に向けて最高の発進〜

ラグビーシーズンが開幕、関東大学リーグ戦グループ2部の山梨学院大は10月3日、東京・八王子市の拓殖大ラグビー場で2部の強豪校専修大学との第2戦に挑んだ。試合は山学大が開始4分に松川拓哉のトライで先制、前半15分に専修大に1トライを許したが、スクラム戦で優位に立ったフォワードがモールでトライを奪うなど終始主導権を握り、前後半合わせて5トライ、1PGを奪い32対7で専修大を圧倒した。昨シーズンの山学大は、優勝した埼玉工大、2位の立正大に敗れ、通算5勝2敗で3位となり入れ替え戦出場を逃した。今シーズンは開幕戦で東洋大に61−0と快勝、これで開幕2連勝となった。このあとは、朝鮮大・玉川大・立正大・埼玉工大・国学院大の順に対戦する。11月前半の立正大戦・埼玉工大戦が入れ替え戦出場への正念場となる。山学大は全員ラグビーで1部復帰にトライする。


東京・八王子市郊外の丘陵地帯にある拓殖大学八王子キャンパスラグビー場。爽やかな秋晴れに恵まれた試合は、午後2時半に山学大のキックオフで始まった。開始1分のファーストスクラムで山学大フォワードが専修大ボールのスクラムをぐいと押し相手ボールを奪った、このプレイで両チームの力の差が明確になった。フォワード戦で優位に立った山学大は、前半3分に得たPKを相手陣深くに蹴り込み、マイボールのラインアウトからモールを形成して押し込み、最後は右に大きく回してFB松川拓哉(4年 甲府工)が右隅に先制トライを決めた。直後のプレイでNo8の中村将太(2年 黒沢尻工)が首を痛めて負傷退場するアクシデントに見舞われたが、専修の反撃を1トライ・1ゴールに抑えて、前半を17−7で折り返した。
 
後半は大差がついた。開始3分に敵陣22メートル内のマイボールスクラムを左に展開させ、ライン参加した7番川田 涼(3年 明和県央)がトライを決めて差を広げた。10分に5番金野 新(2年 釜石工)が負傷退場、先発陣2人が欠けたが交代出場した八槻英翔(3年 秋田中央)、加々美貴大(2年 吉田)が穴を埋めた。15分に、敵陣22メートル付近でのラインアウトからモールで持ち込み、最後は留学生の4番マーフィー・レイルア(3年 ニュージーランド)がトライを決めて突き放した。25分に得たゴール正面のPCをキッカーの松川拓哉が決めて32−7として勝負を決めた。山学大はミスも出たが、パワーで専修大を終始圧倒した。

平成22年度関東大学リーグ戦グループ2部
山梨学院大vs専修大 (10/3) 於 拓大グラウンド
山梨学院大 ○ 32 前半17−7
後半15−0
●    専修大

ゲーム後、松永積俊主将(4年 広島工)は選手全員に対し「俺たちが目指すのは1部、これから常に1部を意識してやっていこう」と鼓舞し、取材の質問には「自分たちのやりたいラグビーが出来ていなかった。チームの雰囲気はいいが、ゲームプランをしっかり形に出来るようにしなければいけない」と気持ちを引き締めていた。
吉田浩二監督「点はもっと取れたしミスも多かったが、試合中に学生同士で話し合って修正する力はついて来た。11月1週の立正大戦と翌週の埼玉工大戦が入れ替え戦出場の最大の山場、安定力をつけさせて臨む」と語った。

今季の2部は山学大の他、埼玉工大、立正大、国学院大、専修大、東洋大と3部から昇格して来た玉川大と朝鮮大の8校。1回戦総当たりで上位2校が1部との入れ替え戦出場権を得る。山学大の今後のスケジュールは17日朝鮮大(熊谷ラグビー場)、24日玉川大(御勅使南ラグビー場)、11月6日立正大(熊谷ラグビー場)、11月14日埼玉工大(熊谷ラグビー場)、11月28日国学院大(御勅使南ラグビー場)の予定。上位争いは混戦が予想され、山学大は全員ラグビーで7年ぶりの1部復帰に挑む。(M.I)
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